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北海道は道東の隅っこ。そこの牧場のお話。 母ちゃんと子どもらの物語。
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子供らの学校への送り....今日はみどりがいきませんでした。
一人で動物寺を掃除して花と自分が生卵と交換した御供物を置いてナムナム。
いじらしいというか....可哀相でみてられません。

その動物寺....かつては彩子寺と呼ばれてました。
ここで亡くなった動物たちの供養のために.....建てられました。
もちろん、牛たちも。

これも....マキバの一つの歴史でしょうかね。

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日付ををまたいだそのとき、一発の銃声が真っ暗なまきばに響いた。
たった一発の銃弾で決着がついた。

----------------------

二階の窓から、暗視鏡で監視を続ける子供ら....一階の事務用の無い事務室から睨みを続けるさき。
彩子が予測する箇所を一恵が暗視鏡で見つめる。
則子とみどりが連絡員を勤めていた。

日付をまたいだそのとき....一恵が彩子に「来た」
彩子「どこ?」
一恵「川を渡ってる」
彩子が暗視鏡を覗いて確認....みどりがさきに連絡に向かう。

さきみどりの報告を受けて....トランシーバーの電源を入れる。
みどり、母屋前のライトのスイッチの前でさきの合図を待つ。
則子は.....仮寝している男どもを起こしに行った。
みんな、物音をたてないようにしながら。

一階のさきの位置からでは川を渡ってくるヒグマは見えない。
トランシーバーを通じて二階からの報告で知る。
銃をかまえる.....土手を登りきったとき、熊はさきの前にお腹をさらす。
その時が狙いだ。
彩子が「今、土手を前足をかけた....登るよ」
さきは返事を返せない。じっと、銃口を向ける。
いきよい良く土手から体を出した。

さきがみどりに合図....みどり、母屋の前のライトのスイッチをオン。
バッは明るくなる....と、熊の頭から腰のあたりまでがさきの前にさらされた。まさに無防備。
同時に...ズドーンと銃声が響く。

二階から一恵が走って下りてきた。
「あたった、やった」
後ろに崩れるように倒れたそうだ。

ワン公たちが放される。
状態を確認のためだ。
まれに、生きてるときがあるから、人間がすぐに近づくのは危険だ。
二階の彩子の報告だと、ワン公が吠えたてても動かない。
よし.....と、父ちゃん、さきじいちゃん、しんちゃんがライフルを構えながら向かった。
さきも弾を入れ換えて向かう。

父ちゃんが近距離から二発目の銃弾を浴びせる。
熊の頭が吹っ飛んでしまった。
なんちゅう弾を撃ち込んだの?

もう必要はないのに、しんちゃん....ひっくり返って死んでいる熊の心臓めがけて撃った。
娘みどりの怨念を晴らしたのかなっ。
彩子の声がトランシーバーから響く。
「毛皮がダメになっちゃう、あんまり穴をあけんなっ」
そんなの聞き耳をもたない男ども。
さきじいちゃんまでが撃った。
駆けつけたさきが再び撃った。
着弾するほどにピクッと動く。

さき....銃をしんちゃんに預けると大型ショベルを持ってきた。
バケットで熊を押しつぶす.....
母屋から無線でおっきいばあちゃんがさきに「もういい、やめなさい」
母親の気持ちとは....そんなもんなんだね。分かるけど、私にそこまでできるかなっ?
娘みどりの大切なお友達(豚)を食われた。

バケットですくい上げ。そのままにして朝を待つ。
さっき、業者が引き取って行った。
穴だらけのぺっちゃんこで頭なし。
業者の人も驚いていた。

やれやれ、夜中の銃撃戦は完全勝利宣言で終わった。

犠牲......巨大豚一匹。かわいいやつだった。

★(T^T)

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今さっき....豚二匹が帰って来た。
全身、傷だらけ。
その傷は、ヒグマの爪の跡だ。

しんちゃんとさきが、手当てをしている。
動物舎の病院に入院だ。

気の弱い比較的小柄な一頭が戻って来ない。
やられたね。
この気性の荒い二頭が助かった。
逃げ回ってたらしい....。戻ってきても震えがとまらない様子だ。
怖かったさ。

今日、さきは寝ないで動物舎を見張りながら待ち伏せる。
父ちゃん、しんちゃん、さきじいちゃんは服を着たままライフルを抱えて仮寝しながら待機.....。
きっと、夜中にやってくるぞっ。
こいつら二匹の豚の血の臭いを知ったヒグマは追って来る。
餌を取り戻しに....それがヒグマの習性だ。
それを逆手にとれば....のこのこと手中にやってくるわけだ。

むやみに吠えないように犬たちに命じ...他の動物たちは鶏舎へ移動させた。
まさに戦闘開始だね。

子供ら、興奮して寝られない。
明日は休みだし....好きにさせた。
居間は暗くして、二階から子供らが暗視鏡で監視中。
明るくなるまでが勝負だ。

動物愛護の方....そんなヒグマを説得しにきてくれる?
できないなら、ゴタゴタぬかすなっ。

一恵が口にした「狩られる前に狩る」
おぉ~、映画の中のセリフだ。


★....(▼ヘ▼メ)

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子供らの被害報告

・みどりの赤いバケツ。行方不明。
・鶏舎の横の使ってない戸板。行方不明。
・旧作業場の裏の網戸。破損。
・則子庭園の鉢数個。行方不明。
・しんちゃんの天文台横の休憩小屋の屋根の一部破損。
・三匹の巨大豚たち。行方不明。ただ今、子供らやワン公たちが捜索してる。
・動物舎は新築されたばかりで無傷。
・母屋・牛舎などは異常なし。
あっ、五右衛門風呂の窓の板が無くなってたんだ。私が発見。
以上....けが人などはいませんでした。

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今日の子供らを送迎するのは父ちゃんの任務。
デカいジープで行きました。
今のところ、そんなに大きな被害は出ていないそうだ。
木もちゃんと立ってた。と報告を受けた。

さきの解体作業はお休み。
みどりは....居間で外を見ています。
ときおり、吹き抜ける突風のような風で、みどりの赤いバケツが転がっていくのを発見。
でも、見てるだけで取りには行けない。
外出禁止令が出てるから。

テレビは爆弾低気圧のニュースを繰り返すしテロップは出たまま。
でもDVDで好きなアニメを見る事もできない。
ニュース優先だから.....自分たちのテレビは?
私が作業場にもってきている。(笑)
私ともっちゃんが見ながら洗濯中。

作業場はシャッターを閉め、窓も閉め....ドアも閉めて隔離状態。
ストーブはほそぼそと火があるけど.....これじゃ、寒いわ。

多恵、大きな籠(籠の中は、洗濯物)を抱えてボイラー室へ向かうのが見えた。
頑張ってるなっ。

干し終えたのか....作業場に顔を出した。
急に降ってきた雨でずぶ濡れ。
熱いミルクを入れてやると.....ニコッとしてすする。
そんなところに、みどりから内線電話がかかってきた。
なんだろう?

なんてことはない、暇だから.....もしもしごっこだそうだ。(笑)
付き合わされた。
さき(みどりの母)がいる実験プラントに、もしもししたら怒られるから.....(笑)
ちょっとして....走ってくるみどりが窓の向こうに見えた。
作業場横の戸が開き....みとリが飛び込んでくる。
何かあったか?
遊びに来ただけだと。(笑)

★★★

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