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北海道は道東の隅っこ。そこの牧場のお話。 母ちゃんと子どもらの物語。
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子供らの観測によると....玄関前で「氷点下25度」を記録した。
そのまま、母家の中の段ボール製の寒暖計に目盛をセットされる。
おぉ~寒い。

ここ数年、外気の温度が急激に下がったからと言って父ちゃんから外出禁止令は出なくなった。
彩子...すぐに「学校、休んでいいの?」だから。(笑)
がっちり着込んで鶏舎へご出勤。
母家から鶏舎までが寒いので....鶏舎内は意外と温かい。鶏たちの体温のせいかなっ。ただし、そういう日はあの鶏舎内独得の臭いもキツい。

ここに嫁いだ当時、彩子はお腹の中....私が昔々の鶏小屋へ卵集めに行ったもんだ。
なんか傾いてて今にでも壊れそうな小屋で、天井が低いから、前かがみで入る。
そして、何よりもすごいのが臭い。
鼻も曲がるって感じ.....。
だから、入る前に何度も深呼吸して....息を止めて入り、手際よく作業を完了して飛び出す。(笑)
この作業が嫌で嫌で....涙がでたよ。

さきの父親と敏ちゃんが一緒になって....ここにやって来た。
敏ちゃん、体がでかい牛は苦手....だけど、開拓農家育ちの敏ちゃん...鶏の扱いはうまい。小さなときから鶏の世話をしていたそうだから。
で、ここに来て....先ず取り組んだのが鶏小屋の建て替え。
敏ちゃんの夫...さきの父親、私の夫、働いてくれてる人たちで作り始めた。
廃材を使っての作業は数週間で完成。
多少、広くなった。多少臭いも薄らいだ。
彩子はヨチヨチになっていた。
敏ちゃんについて鶏舎へ行っては遊ぶ....。ヘルメットにゴーグル.....手にはプラスチックの刀をもって。(笑)

しかし、悲劇は起きた。
キツネの襲撃を受けて.....ほとんど全滅状態。
そのとき、鶏小屋の横に増築したうさぎ小屋も荒され、彩子のお友達のうさぎが多数連れ去られた。いわゆる「うさぎ拉致事件」の発生だ。

あの時は、雪の多い年だった。
彩子、亡くなったワン公・マキや今いるちび(当時は来たばかりの若いやつだった)と共に救出にキツネの足跡をたどって、まだ、日も明けやらぬ早朝に雪深い山林に行ってしまった。
敏ちゃん....野幌の牛飼い大学に通うさきへ連絡....応援を要請。当時は札幌に居た私の両親の家に居た。すぐに、一緒に下宿していた仲間4人が私の父が運転する車でこっちへ向かった。
さき....電話で彩子が向かったのは通称「キツネの沢」と伝えてきた。
地吹雪....彩子の足跡は消えてしまい....どうにもならないでいた。
キツネの沢と聞いても....そこどこ?(さきがつけた沢の名前だから...さきと彩子しか知らない)

暗くなる前に到着した学生どもは....重装備をして雪の山へ向かう。
さきはショベルカーでまわり道....その後ろをモービル乗ったしんちゃんとよっちゃんが続く。志穂は連絡係....無線にかじりつく。
で、無線から聞こえるさきの声に家中が歓声を上げる。「彩子発見」
男どもは,銃を背負って現場に急ぐ。

牙をむいてうなるキツネたちとにらみ合う彩子。
その両側をガードするワン公たち.....
しんちゃんのパチンコ。よっちゃんのボーガンが威力を発揮する。
さき....大鉈を手に彩子援護に向かう。
なんてことが....あったのよ。
なんかさ、遠い昔のことのような気がする。
あの沢......。キツネの巣がいっぱいあって....でも、さき、重機でつぶしてしまった。

話を戻して....そんな事件後、鶏小屋を補強。
しかし、数カ月で、再びやられた。
床下を掘って進入。

で、さきじいちゃん(敏ちゃんの夫)が設計し直しで建設開始。
今の体育館のようなおっきい鶏舎ができた。
土台は立ち上がりまでコンクリート。上部は鉄筋構造。
もうキツネの進入は許さない。
でっかい換気扇もついてね。広い鶏舎で鶏たちは放し飼い。
この鶏舎....敏ちゃんと彩子の自慢だった。

元はなんの話だっけ?
あっ、冷え込んだ話だったね。(笑)

多恵ちゃん、母家の洗濯物をもって作業へ来ると....
薪ストーブの前でアイスを食べ始めた。(笑)

もっちゃんと私....二回目の作業着の洗濯を初めながら小声で
「この子、子育て....してる?」

★★★(¨;)

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ご飯が終わった。
一恵とみどりがプラスチック製のほうきを持って母家の前の川へ向かった。
私は...笑って送り出したが多恵ちゃんは不思議そうな顔をして一恵とみどりを追いかける。
窓からは川での様子は見えない。小さな段差の土手を下って...川だから。
人口の川....さきが作った川で沢から水が引き込まれている。
冬場は、沢からの水は止めてある。
止めたときの残り水がカチカチに凍って天然のスケートリンクになっちゃってます。

その上にサラッと積もった雪をほうきで取り除き....そこで遊びます。
人間カーリング.....!!

カヌーの時のヘルメットを被り....ゲームが始まります。
二組に別れての大戦ゲーム。ここらはカーリングと同じですね。
商品の把手がついた漬け物石を....先ず投げます。うーん、滑らせます。
対戦チームが、ヘルメットをかぶった状態で腹這いになって滑っていきます。
相手の漬け物石を頭で弾いても、近くに止まってもいいのです。
その頭のところに自分のチームの漬け物石を置きます。
これを繰り返して得点を計算して....勝敗が決まります。

ここまで複雑なルールになるのまでには3年ほどかかりましたね。
初めは、単純に....置かれた石にどっちが近づけるか....だったのに。(笑)
子供らの遊びとはいっても、年々、進化するんですね。

一恵とみどりと多恵ちゃんが戻ってきました。

私ともっちゃんと作業場へ洗濯に....多恵ちゃんは母家の洗濯。
多恵ちゃん、終わったら遊ぼうね....と子供らと約束して。
で、その子供らは....鶏舎へ鶏の世話をするために行っちゃいました。
鶏舎は子供らの管轄ですから。

作業場の薪ストーブに大きな木を入れます。
小さいのではすぐに燃え尽きるからね。
大きなゴロッとしたのは火持ちがよいのです。
廃油ストーブは父ちゃんとしんちゃんが管理してくれています。
毎日、調整したり廃油を補充したり.....

一回目の洗濯開始....頑張れよ全自動洗濯機。と、声をかけてから、も っちゃんはソファーに腰掛け数週間遅れの週刊誌を読み始めます。私はパソコンをパチパチ。
と、そのパソコンの横に湯飲みが置かれました。
見れば....お茶。熱燗ではないのか?
置いてくれたのは.....静ばあちゃん(私の母)だもんなっ。熱燗のわけないよ。(笑)

で、耳元で話が.....うるさいなぁ~。
多恵ちゃんの話。
札幌で何があったのか.....私に聞き出せと....。
えぇ~....私が??
姉に電話して聞き出せば....静ばあちゃん、姉の母親なんだから。

そんなことしてると....多恵ちゃんが母家の洗濯物を持って現れた。
静ばあちゃん....サッは話を変える。
老人特有の....なんとか。だね。(笑)

平和なんだよ.....変に掘り返すことなんかしない方がいいよ。

と、母に小さな声でいいながら.....私も知りたいと思ったさ。(爆笑)

★★

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おっきいばあちゃんが帰って来た。
ホッとするのは節分に無くてはならないものの一つ「恵方巻」作り。
おっきいばあちゃんと亡くなった敏ちゃんの二人でがっつり作ってた。

元々は、亡くなったじいちゃんとおっきいばあちゃんが仕出屋さんに発注していた。
で、働いてくれてる人の家族分まで用意して仕事帰りに持たせていた。
敏ちゃんがここにやって来ると...おっきいばあちゃんと二人で作るようになった。
ごくごく普通の巻寿司だけど....太かった。(笑)
次の年、改善の進化でスーパーなんぞには負けないものに仕上がった。
自信作は好評だった.....
彩子が口を開くようになると....進化に異変が....(笑)
納豆巻の恵方巻かさら甘納豆の恵方巻まで登場。
が、敏ちゃんが亡くなって....仕出屋さん復活かと思いし....おっきいばあちゃんが私に
「ほれっ、作るぞっ...もたもたしてると敏が泣くぞっ」となって今に至っている。

いくら子供らの案でも....イチゴ巻なんぞは作らんぞっ。絶対に。.。ooO(~へ°)/

今年、おっきいばあちゃんの退院が遅れて節分に戻って来れないときは...発注しようと諦めていた。が、戻ってきたんだ....作るぞっ。
縁起物をね。特太サイズにでもすっか!(笑)

多恵ちゃん....次々に出てくるイベントに目を白黒させながら....ワクワクしている。
お次はなんだ?   ってね。( °O °;)

なんでしょうね。(爆笑)

★★★★

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おっきいばあちゃん....退院してきました。
さき、ドデッと、床暖の上に転がると大の字になって....寝てはいないけど....大口開けて。(笑)
一恵とみどりはおっきいばあちゃんにベタベタ。
しんちゃんが母家に来ると....さき、座り直して....
「肩揉んで」
おいおい....なんてこと言うの。
と、思ってたら、しんちゃん、さきの肩を揉み始めた。
あじゃぁ~....
まっ、夫婦だから....好きにしろ 。

今日は退院お祝いで、晩ご飯はご馳走だぞっ。
私ともっちゃん(素子さん)がはりきると.....一恵が「んっ、だからライスカレーにするべ」
あのさ、ライスカレーが ご馳走なのか?

おっきいばあちゃんが一言....「いいじゃないかライスカレーで」そんでもって決まり。(笑)
特製カレーにしようか....と提案する多恵ちゃんだが私が一言
「どんなふうに?」
首を横にして....考え込む多恵ちゃん。
もっちゃんが多恵ちゃんに「一恵に言うなっ.....」
「なんで?」
「イチゴ入りカレーになるぞっ」
「えっ」とびっくりする多恵ちゃん.....どうだい、イチゴ入りライスカレーを食べてみっか?

おやおや....一恵、おっきいばあちゃんにランドセルを背負って見せてる。

★★★★(^○^)

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今日の朝はあったかい。
それだって氷点下の世界だけど.....

いつも以上に元気よく鶏舎へ卵集めに向かった子供ら。
そうだよ....今日、おっきいばあちゃんが退院して帰ってくる日だから。

彩子の提案で家の各所にアルコール消毒剤を置いた。
子供ら...練習もした 。
大人たちもしっかりと使うことを約束させられた....子供らに。
みどりが「病院みたいだね」という。

みんなで気をつけようインフルエンザ&雑菌性感染症....の合い言葉。
彩子が先頭にたって指導する。と、胸を張っていた。

2月が来る.....一番、寒さが厳しい時だ。
みんなで踏ん張ろうね。

★★★

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