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まっ、来れなかったの方が正解だろうけど.....スケジュールがね。
さて、わが家では、今日の朝ご飯が終わってから....リコに荷馬車を引かせてばあちゃん連中と子供らは山菜採りに行っちゃいました。
まっ、それもお出かけなんでしょうね。
お昼ご飯に飲み物....おやつまで持って。(笑)
多恵ちゃんも行きたかったらしいけど....母家の洗濯がある。私がキツく言いつけた。いつまでも甘やかしませんよ。叔母さんはこわいのだ。d(_・)
母家の洗濯物を持って洗われた多恵ちゃんに「みらいは?」と聞くと
ばあちゃん連中が連れてったそうだ。ふーん。
みらいは....ぬいぐるみじゃないのに。
荷馬車....みんなが乗ってワイワイとやりながら行くんだね。
ばあちゃん連中の気晴らしと社交の場。
女はいくつになってもおしゃべりが好きなんだ....と、思う。
そんことしてたら宅配がやって来た。いつもより大きい箱が二つ。
多恵ちゃんと子供はAmazonからの荷か.....子供らのとは言っても...勝手にあけるとうるさいなっ。(笑)
でも、気になるなぁ~。
多恵ちゃんのは?.....札幌の姉からだ.....みらいの服と小さな靴まで。(笑)
★★★
おっ、今回も、ちゃんとワン公たちも加われば...うーん、あの、彩子よりちょっと大きいのは....多恵ちゃんじゃないか。しっかりと迷彩に身を包んで....レッドベレーをかぶって。(--;)
今日の朝から始めた「まきばの春の演習」とは、戦闘訓練と言うか演習。もう限りなくアホだ。
毎年、春・夏・秋・冬とおこなわれる。
呆れて書く気にもならない....が、ここに来てネタがないから仕方ない。(--;)
仮想敵国...某北のキムチ国....対するは防衛ラインを突破され、本国に上陸を許してしまった某選挙中の平和ボケボケ国。
朝ご飯後、母家の前で装備確認と点呼。(水鉄砲に点検?)
後方支援補給部隊長からおにぎりが各自に支給される。その部隊長とはもっちゃんじゃないか。(;^_^A
制服はエプロンだった。(笑)
特殊部隊長の彩子から各自に状況の説明と確認後....作戦が示される。
お前らなぁ~....
「出発!」
行っちゃいました。
そしてお昼にも戻ってきませんでした。(・・;)
そのためのおにぎりだもんね。
作業場で洗濯中に....丘の方でバーン・バーンと聞こえました。
銃を撃つわけはありません。花火の音です。
なんか派手にやってるなっ。だんだんムカついてきたよ。( ̄□ ̄;)!!
一恵が作業場に吹っ飛んで来た。
もっちゃんに「伝令....報告」と怒鳴ると.....しばし考えて
「忘れた」
あのなっ....(O.O;)
もっちゃん、一恵にポテチの袋を二つ差し出すと....受け取り「戻るわ」と言って一恵は飛び出して行った。
と、すぐに戻ってきて「あっ、あのね...せんめいでした」
母家の洗濯物を持って私の横に居たさきが「それを言うなら...殲滅(せんめつ)だ」
一恵「あっ、それそれ」と嬉しそうに走って行きました。
ふーん、せんめつね。
さきに「それってなによ?」と聞くと
さき「皆殺し完了」だと。こわいなぁ~。
特殊部隊は戻ってきた。
泥だらけ....ってそれ、牛糞の臭いだ。(oo;)
臭っせいなぁ~。
みんなで自分たちを洗濯.....迷彩の衣服は、今、さきが一人で作業場で洗ってるわ。(笑)
お風呂から出てきた多恵ちゃん「おもしろいねぇ~」とニッコリ。
私、多恵ちゃんの叔母になるわけで....一言、と、思ったら....その前に、私に足を見せた。
擦り傷....血がにじんでる。それでお風呂入ってたの?
多恵ちゃんが怒鳴った......衛生兵~~
子供らと一緒に映画の観すぎだ。アホかお前は!
★★★
夕方...晩ご飯も終わってから、一恵が彩子に
「姉ちゃん、ぼちぼち...いっか」
と、誘う。何の話じゃ?
なんと、真っ暗になった今から狩りに出かけるというのだ。あのなっ......
父ちゃんの許可が出た。
ここらの夜遊び....といっても、よくいう非行とは違うしね。(笑)
完全防寒着に着替え....皮手にゴーグル...暗視鏡をもって出ていった。
座卓の上には....なんだこれ?グリーンや黒の口紅?
随分と太いな?
なんと、彩子と一恵の.....迷彩メーキキング用具なのだとか....顔に迷彩を塗るやつね。シュワちゃんだよ。(--;)
標的は言わずと知れたキタキツネ。
ここのところ...母家の周辺に出没してさ。
だから、つかまえて.....処分するらしい。って、これが子供の遊びか?
そんなに遅くならないうちに戻ってきた。
収穫無し....で、その二人の顔を診て大笑い。
迷彩服の模様とおんなじだぁ~。
二人は 静ばあちゃん(私の母)にお風呂場へ連れて行かれて.....顔を洗われてました。
ったくなぁ~。
新入学生のすることかぁ~。
★★★
牙をむき出しにしてうなる。
多恵ちゃんの次の行動でボスは飛び掛かるだろう。と、いう一歩手前。
非常に危険な状態だ。
こうなってしまってボスを止められるのは....子供ら、おっきいばあちゃん、さき....しかいない。
他のワン公なら、父ちゃんでも叱りつけて押さえ込めるけど.....巨大な樺太犬ではね。
普段はおとなしいが、怒ったら手におえないのだ。
まっ、そこまでボスを追い込んだりはしないけどね。
じりじりと多恵ちゃんに近づくボス。
私ももっちゃんも「動くんじゃないよ、ボスに背中を見せたら襲われるよ」と声をかけるだけ。
そこに、みどりがやって来た。
何かを取りに来たらしい.....で、目の前のボスと多恵ちゃんにビックリした様子で....
ツカツカツカとボスに近づくと、鼻っ柱をピシャッ。「なにやってんのよ」の大声で。
みどりが叩いたって痛くもないのに....ボスは正気に戻ったようにシュッン。
「伏せ!」と怒鳴るみどり.....ベタッと地べたに伏せるボス。
異変に気づいた彩子が走ってきた。
ボスの前にしゃがみ.....睨む。
目をそらせるボス....これでボスは彩子に負けた。
みどり....、ボスの耳をつかんで引っ張って作業場を出る。
そして、思いっきり撫ぜ回す。
機嫌が戻ったボスと取っ組み合いで戯れる。
子供らとは、絶対の信頼関係....で、ワン公はある意味子供らの保護者みたいなもの。
噛みついたりなんてあり得ない。
まだ、そこまで信頼関係を気づけない多恵ちゃん....そんな意地悪したらだめだよ。
とにかく....まあ~、やれやれ。
彩子、多恵ちゃんに事情を聞く。
餌を出してはお預け.....待て。
「よし」は無しで再び待ての連続を30分以上.....彩子が一言「私だって怒るよ」
初めてボスの怖さを知った多恵ちゃん.....シクシク泣きだした。(笑)
噛まれるよりまし、泣くなっ。多恵ちゃん、あんたが悪い。
みらい....ボスは丸くなってお腹の中にして一緒に寝る。
ボスが守ってるんだよ。
だから、生まれてまもなく、ワン公どもに匂いを覚えさせる。
絶対のご主人様の匂い。
多恵ちゃん、まだ、苦手なのがいる。
農耕馬のリコ....羊たちや山羊たち。(笑)鶏たちも苦手.....。
扱えるのは....うさぎたちぐらいなものか。(笑)
意外に仲良しなのは三匹の巨大豚。
蛇にカエルにトカゲは無理ならミミズもだめ。
まして....納屋でネズミに追いかけられて逃げ回るんだから.....ネズミだめなんだよね。(笑)
子供らのように....ネズミキラーには絶対になれないね。
子牛は扱えるようになった。
バケツに乳首をつけた哺乳瓶代わりで乳をあたえる事もできるようになった。
でも、あの長い舌が嫌なようだ。(笑)
でっかい牛は.....だめみたいだけど.....さきと一緒なら牛舎へ入れる。
さきが一緒なら.....(笑)
私、今は平気だけど、初めのころは.....大変だった。
父ちゃんを手伝って....搾乳前の乳を消毒するんだけど....怖くてさ。
何度、回し蹴りされたか。痛いんだよあれ。
彩子がヨチヨチ歩きだして.....まき(亡くなったアイヌ犬)と一緒にやって来ては牛に説教をするんだ。母ちゃんを蹴飛ばすなっ。ってね。
牛の前に行き、手を振ると頭を下げる.....そして説教。(笑)
初めてみたときは.....マジ~~~と思ったけどね。
さきの種明かしは....まきが一緒だったから。だそうだ。
ともあれ、一つ一つ、なれていく多恵ちゃん.....たかちゃんが来るころは、立派なまきばのかみさんになってるでしょう。多分。(笑)
熱燗片手に週刊誌......ってか?.。ooO(~へ°)/ひゃ
★★★
昔々....その昔。
ラーメンも凍る土地に...おじいさんとおばさんが住んでいました。
なんて、始まると面白いね。(笑)
でも、このまきばのお話も....こうして始まったのです。
亡くなった敏ちゃん(敏子さん)が居たとき、私と二人してじいちゃんやおっきいばあちゃんからいろいろとここの話を聞きました。
さきが生れてからの話は.....敏ちゃんは知ってましたが....その前、ずぅ~と前.....おっきいばあちゃんが嫁ぐまだ前.....そんな前にも、お話があったのです。
新シリーズ「まきばの物語」....一話・開墾の始まり
秋田のとある田舎の山の中に小さな集落がありました。
まるで村全部が親戚の一族って感じでした。
そこに、ちょっと大きな作りの家があり、そこの主がこの村のむらおさ(村長)で一族の長でした。
まっ、早い話し....本家ですね。
その本家の主が.....亡くなったじいちゃん(おっきいばあちゃんの夫)の父親です。
本家と言っても....米農家。長く続く農家.....時代・時代の歴史に揺さぶられてきたけど、生き残り一族として集落をなしていた。なんて歴史を紐解く話ではないので....飛ばして先へ進めましょう。
男の子が三人居て.....長男が亡くなったじいちゃん、次男が厚岸のじいちゃん、三男が今の本家のじいちゃん....亡くなったけど。女の兄弟も居たけど....説明が長くなるからここまで。(笑)
その家系図は、近くのお寺にあるとか.....敏ちゃんには興味ありありで...聞いていて、いつかその地を訪れてみなさんにお会いしたいと言ってました。亡くなったじいちゃんも連れて行くと言ってたのに。
二人して亡くなってしまうなんてさ。
男兄弟三人で分ける田畑の広さはない。
跡取りのじいちゃん(その時は若かったけど)が跡取り次男に譲り家を飛び出して北海道へ渡った。
広い土地....開拓して定着すれば、その土地は自分のものになる。(だったかな?)
じいちゃん(亡くなったじいちゃんだよ)は頼る人もなく....仕事を求めて土地を求め北海道の奥へ奥へと。
林業の仕事をしながら.....今のところに小さな土地を手に入れ開拓を始める。
とにかく、すごい樹木が生い茂るところ....小屋を建て寝る場を確保し....人から聞いた話しから、寒さに強い牛を飼う。
これが酪農の一歩だったんだね。
一頭をなんとか手に入れ.....一間(ひとま)しかない家に牛と生活を共にするたとから始まった酪農生活。
うーん、なんともすごいなぁ~。
このまんま、映画になりそう。
ひと冬が過ぎて....次の冬が来て....春が来て夏が来て....牛も四頭になっていた。
と、そこに秋田の両親がやって来た。
一人で、寂しさに耐えながら苦労してきたじいちゃん、すがって泣いたとか。話を聞きながらもらい泣きする敏ちゃん.....じいちゃんといいコンビだったのにね。
働き手が三人になった。
進まぬ開墾も.....大きく前進し始めた。
生活の場の家の横に牛舎作り....牛を入れた。
少しは人の住む家に近づいた。
と、それから、ふた冬もたたずして.....歳の離れた次男(今の厚岸のじいちゃん)がやって来た。
若い男手が二人....どんどんと開墾は進んだ。
牛も倍に増えた。
田畑も広くなった.....米は育たなかったけど....豆は出来た。
と、嬉しそうに私や敏ちゃんに語っていたじいちゃん。
そんなところに、一人の老人が現れた。
農家の顔役.....
じいちゃんに嫁を世話する話しだった。
両親が同意すれば話はまとまる時代なら本人は蚊帳の外。(笑)
決まっちゃった。
嫁さんは....士別の農家の娘さん.....
そっ、それがおっきいばあちゃんだった。d(-_^)
つづく。
★★★