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北海道は道東の隅っこ。そこの牧場のお話。 母ちゃんと子どもらの物語。
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だらだら日記.....編


昨日、何事もない日常的な一日だった。

素子さんがハンドルを握り、おっきいばあちゃんと一恵を乗せた軽トラがあんこばあちゃんのところへ行って、雑談というかなんというか....素子さんも加われば楽しさも増すらしい。

一恵は大量のあんことあんころ餅をもらって大喜び。

彩子と則子が学校から戻れば....三人して食べてました。

牧場の子どもら....必ず分け合って食べる....このことは自慢できるよね。

みどりは....あんこをナメナメしてました。

顔中...あんこだらけにして。(笑)


今日は朝から、子どもらは、やっと出してもらったチャリンコで遊んでます。

いっちょまえにマウンテンバイク。

一恵だって....マウンテンバイクだもんね。ちゃんこいけど、ちゃんと二輪だよ。(笑)


私に「暴走チャリするなよ」と怒鳴られるけど....「わかたぁ~」と返事だけを残して行っちゃいました。

ぜったい、してるよ....暴走チャリ。(^^ゞ


置いてかれて泣くのは....みどり。

しんちゃん(みどりの父)がおんぶして作業してます。(笑)


さて、そろそろお昼の支度をしないと....またあとで。


★★★


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日常の生活だよ牧場は...の巻


一恵一人でみどりを箱車に乗せて作業で洗濯する私のところにやって来た。

ボス(樺太犬)とロッキー(ハスキー)を従えて。

「ちびとカムイ(どっちもアイヌ犬)はどうした?」と聞けば

キツネを追いかけて行っちゃったそうです。(笑)

みどり....やっぱり子ども同士がいいよね。o(^_-)O

ニコニコして手足を動かしいる。

ときおり、大声で叫ぶ....が、意味不明。

でも、一恵にはわかるみたい。姉とはすごいね。


子ばなれがなかなかできない....さき。

やたらとみどりが気になる様子。

作業場にやって来て洗濯を手伝うふりをしながら一恵とみどりを見ている。

そんなさきに私が

「あんたが彩子をかまってたときより....一恵の方がずっとましだ」

そう言うと

「どこがさ」

「お風呂に投げ入れたり、川に落したりしないよ」

ムッとした顔をして....作業場を出て行った。


作業場は、未だに薪ストーブに火がある。

今年は寒いなぁ~。

予報では外気...最高気温で10度そこそこだって。

一恵には、みどりが歩くときストーブに注意するように言い聞かせている。


そのみどり....箱車の上に乗ってるけどゴロンゴロン。

「誰が着せたの?」と、私が一恵に聞けば....

「かずちゃんだよ」と答える。

うーん、彩子が則子を連れ歩いたころもそうだったなぁ~。(笑)


そんなところに素子さんがやって来た。

「さきちゃん、何をむくれてるの?」

と、聞くから....話して聞かせると

いいたい事を言えるっていいね....と返してきた。

昔からだから....と笑いながら素子さんに返した。


と、素子さんが一恵に.....「おっきいばあちゃんが呼んでるよ」

と伝えると....「わかった」と言って走って作業場を出たと思ったら....戻ってきて

「みどり、お願い」と言い残し、再び母屋へ走って行った。


私が素子さんに「なに?」と聞くと

「あんこばあちゃんのところに行くか?
と言う事じゃない。私、運転手」

と楽しそうに口にして....みどりを抱き上げると母屋へ行っちゃいました。


あぁ~、春だなぁ~。


そう感じながら深呼吸....ちょっぴり草の腐った臭いと新緑の匂いが混じって....そこに更にミックスして牛糞の臭いが。(笑)

これをかぐわしいと言うべきか。(笑)

初めてこの地にやって来たときは....鼻についた臭いだったけど、あれから施設を何度も改築・新築して....かなり改善されたよなっ。

なんたって、鶏舎の臭いがしなくなった。(笑)


さて、洗濯物を干し終えたし....お昼の支度にかかるか。


あぁ~、日常の生活は単調だけど、忙しいなぁ~。(笑)


★★★


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一恵....そこまでするか?


昨日の飲みの会のとき。

わいわいがやがや....騒々しい会話でお酒がすすむ。

これといった主題はなく、コロコロ変わる一般的な雑談でしょう....きっと。(笑)


相変わらず彩子は、父ちゃん(のりさん・夫)の背中にもたれながら小さな座卓で宿題を開始。

なんで、則子のようにお寺で私の迎えを待ってる間にやっちゃわないの?

そう小言を言うと....彩子が

「何度も同じ事....聞くなっ。うっちゃいなっ」

すると彩子の背中の父ちゃんが.....「母ちゃん、歳だからなっ...気にするなっ」だと。

あのさ、父ちゃんに言われたくないよ。

幾つ違うと思ってるの!

とは、喉まで出かかっても、そこは言葉を飲み込んで言わない。

言えば....必ず喧嘩になるし、そのあたりの喧嘩は....静じいちゃんや静ばあちゃん(私の両親)がのりさんの味方になるから。


さき、みどりのおしめの交換.....。

すると、流し(台所)でやかんの湯が沸く音がした。

みどりのおしめを外したままで....流しへ立った。


寝っころがって、足をばたつかせるみどり.....と、一恵が.....とんでもない行動を始めた。

みどりの足を広げて覗き込み....

「みどりもおちんちんないね」

そう言ったとき.....


みどり、おしっこを発射した。(笑)

覗き込む一恵の顔を直撃!


みんな、笑った笑った....笑ったよ


しんばあちゃんに「バカなことするからだよ」と怒られながら洗面所へ連れて行かれて.....で顔を洗われたようだ。

一恵とみどり....見ていたら飽きないよ。(笑)


★★★


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あっ!


たらいまぁ~....と、鶏舎から戻ってきた子どもら。

ドタドタと仏間へ走る足音。

しかし、その後、現れない??

素子さん、バケツと雑巾と新聞紙を手に走る???


行ってみて.....思わず....「あっ!」


彩子が私に「そんなこと言ったらダメ、みどり...傷つくよ」

そうでした。心に傷がつくよね。


みどり....鶏舎から戻ってきて、事務室でおしめを彩子が外した。

オシッコで濡れてたから......。

で、そのまま、みんなと仏間へ卵レース。

お尻フリフリ....うんち、ポタポタ。(・・;)


母親のさき、プラントに居るから、素子さんと彩子が始末に.....

一恵と則子....みどりの手を引いて居間へ。

しんばあちゃん(みどりの祖母)がお尻の始末をしてます。

私は、記録を残してます。(笑)


デジカメで写真を撮ったら....則子に怒られた。σ(^◇^;)


でもさ、みどり本人は、ぜんぜん平気みたいだけど。ケラケラと笑って。

しっかし....くっさいなぁ~。(爆笑)


★★★




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素子さんのこれまでの人生


「語っていいの?その過去を」の編・そのⅠ


ポツリポツリと聞いていた素子さんの過去。

私にはまるで想像ができない別世界のようだ。

そんな素子さん、ある程度話し....現在に至ると....
「これからは生まれ変わった人生」と力頭よく語ってベンチから立ち上がった。

それがアイス舐め舐めの日のことだった。


うーん、私も.....ある時期、生まれ変わったと思ったけど....それとは大違いだ。

教師から牛飼い....これだって、大転換だったのに。しかも、たくましすぎるガキが二人も産まれて。(^^ゞ

お母さんと呼ばれる夢もむなしく.....「母ちゃん」だよ。(・・;)


----------------------------


素子さん、生まれは....大阪。

両親とも、言い方は悪いけど.....在日朝鮮人。


育ったのは、ほとんどが東京。

生活のレベルは?
レベルなんて言えないレベルの最低だったとか。

同じような環境の人が集まり団結が深まる。それが朝鮮人。

と、素子さんは強調する。

そこで、小学生・中学生と共に同級生として過ごしたのが金沢さん(ここでは仮名)で略して愛称は「かなさん」子どもらがつけた。(笑)


小学生のころ、いじめられてはピーピー泣いていたかなさん....それを助けて用心棒をしたのが素子さん。

中学生になると、素子さんがいじめられて喧嘩をすれば....体格共に男になったかなさんが助けに入る。

なんて話しながら、素子さん、そんな昔を懐かしがる。

暑い日、一個のアイスを二人で舐め舐め....だからと言ってラブラブだとは思っていなかった。

助け合う生活....だと、思っていたとか。


そんな二人、小中学校は普通の都内の学校。朝鮮学校には行かなかった。

二人の両親....二人に

「お前らは日本で言うまれ日本で育つなら日本人になれ」

と言っていたそうだ。

でも、現実は厳しかったとふり返る。

なんとなく想像はできるけど....私には、その実態を知る術は無かった。


中学を卒業間近のとき、かなさんの父親が仕事中に事故で亡くなった。

素子さん、コブシを握りしめながら語る。

朝鮮人と言うだけで、なんの保証も無かった。.....( ̄□ ̄;)!!


それでも、かなさんと素子さんは中学を卒業した。

素子さんは、まがりなりにも高校へ.....

でも、かなさん、卒業の日を最後に姿を消した。


そして半年後、かなさんの母親が亡くなった。

でも、かなさんに知らせることすら出来なかった。と、悔しがる。


素子さん....なんとか高校を卒業できた。

でも、その日を最も喜んでくれる両親は居なかった。

父が亡くなり....あとを追うように高三になった素子さんを残し母も亡くなった。

周囲が助けてくれた。

バイトをして頑張る素子さん....そんな素子さんを隣近所が食べさせてくれた。

素子さん、ここらは日本人と違うと誇らしげに胸を張る。

うん、確かに....このところの日本人って助け合う事を忘れて、足を引っ張り合うもんね。

そう考えると...ここの子ら、誇らしく思えるよ。o(^o^)o!


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高校を卒業した素子さん、都内の某外食産業のチェーン店で働いた。

しかし、長くは続かなかった。


つづく



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