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志穂とよっちゃんの難題解決
道北の志穂の両親の牧場を継いだ志穂とよっちゃん夫婦
志穂の両親がなくなり、徐々に親族の血が薄れる中、重大な切断を下した。
働き手が減り、今じゃ、よっちゃんと志穂の二人。
どうにもならないときは、志穂が段取りで近くの親族を頼りかき集める。
でも、その親類だって仕事がある訳だし。漁師。
思うように手伝ってくれるわけではない。
亡くなった両親....共に兄弟が漁師....だから、今とは違う意味で手伝い手はあった。
しかし...その両親が世を去れば。。。
苦しい中、他言はせず頑張ってきた。
思うように良質の牧草が育たない北の大地。
厳しさは、ここ以上だ。
それでも、太一(よっちゃん夫婦の子)が大きくなれば少しは違う。
なんとしても、受け渡したい。
親として人並みの感情で自分たちを奮い立たせながら頑張ってきた。
でもね、世の事情が大きく変わった。
安倍政権...どうしたものか、大企業優先で国民どころか酪農家を真っ先に捨てた。
加えて輸入に頼る餌の値がが急上昇。
もちろん、灯油・ガソリンも。
消費税だって、大きく足を引っ張った。
たまったもんじゃないよ。
そして、こないだの豪雨と続く。
さほど大きな被害はない。と、電話で言ってたのに....しんちゃんとかねさんが応援物資をもって走ってみたら
どこが?被害が少ないなんて言えるんだ?
しんちゃんが怒ったそうだ。
「俺に、こんなにガタガタになったとこ隠してどうなる!」
しんちゃんのその言葉によっちゃん、抱きついて泣いたそうだ。
そうとうの打撃。
二人だけの力では再建は無理だろう。
戻ってきたしんちゃんが語った。
それから、おっきいばあちゃんが、あちらこちらに手を回した。
再建のための資金融資....など。しかしさ、そう世間は甘くなかった。
企業化してしまった○協は、大きく動こうとはしない。
おっきいばあちゃんは嘆く。
「じいさんだったら」亡くなったじいちゃんだったら....もっと強く言えたのに。
それらしき力はあった。と....
おっきいばあちゃん...サッと考え方を変えた。
もたもたしてても冬が来るだけだ。
再建どころじゃない。生活すら出来なくなる。
そのおっきいばあちゃんが下した決断は。。。
志穂夫婦が受け継いだ牧場を捨てる事だった。
ここに来るか....道南のよっちゃんの実家...その牧場へ行くか。
最終的な決断は志穂がすることになった。
悩んだ志穂、何度となくさきと電話でやりとりしていた。
つい先日、さきが志穂のもとに走った。
そして、ついに、結論を出した。
道北の牧場を廃止して道南のよっちゃんの実家の牧場へ行く。
決断が下れば....行動のみだ。
父ちゃんがよっちゃんと相談し行動計画なるものをまとめた。
できるなら....今年の雪が来る前に移動を完了する。
厳しい冬がくる前にね。
牛は健在なのだから、先ずは、その牛の移動から開始だ。
着々と進んでいた。
その移動が....今日の朝の便(トラック輸送)で完了した。
さすが父ちゃんのやることだぁ~。早いよ。w(^_^)
今日のお昼ごろ、さきが道北へ出向いた。数日かかるだろう。
志穂の牧場の資産整理のため。
幸い....決断と行動が早かったから....大きな債権はなかった。
それが終われば....人の移動。
よっちゃん、志穂、太一が道南へ移動してすべてを終える。
さきがおっきいばあちゃんから託されたこと。
今回の事で、おっきいばあちゃんが出した資金すべの返済義務はない。....と。
あの....さきが涙を流していた。
車で出かけるとき、一恵....行っちゃる...とは、言わなかった。
子供なりに重たい空気を読んだのだろうね。
道南....ほとんど函館より。(笑)
道北より遠くなるけど....楽にはなるさ。
十分な人手もあるし....志穂、奥へ入れるらしい。
奥の仕事だって大変だぞぉ~。(笑)
先ずは良かった。
さっ、難題は片づいた。
いつでも産め!
と、たかちゃんの彼女の肩をたたいた。
★★★★d(-_^)

でも、てっきりそちらに来るのかと(;^_^A
新しい生活に慣れるまで若いとは言え、
色々大変だろうから体調崩さない様に気を張らずゆっくりやっていって欲しいものですね〜\(^o^)/
学友と言うよりみんな兄弟で身内みたいな存在。
私の両親には子供たちみたいな存在。4年間、両親の家から大学へ通ったからね。
ここは、さきの家と言うより、自分たちの家のようにやって来ては騒いでた。彩子はお世話になった方々。
おっきいばあちゃんには、みんな孫に見えるんだよ。