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北海道は道東の隅っこ。そこの牧場のお話。 母ちゃんと子どもらの物語。
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子どもらの登山

27日の午前中にまきばを後にして出発。

父ちゃん(のりさん)、しんちゃん、素子さん、彩子、則子、一恵...アタック隊。

後方支援の、みどりと私。(ホテル待機組)

旭川軽油....で、道の駅に...車で待機中の、道東の志穂と息子の太一の二人と合流。

これで今回のメンバーが揃った。

旭岳ロープーウエイに着いたのは16時をごろになっちゃった。

アタック隊に....太一を加えて、総勢7名。

後方支援は志穂を加えて3名。

ロープーウェイ駅前ででアタック隊を車から下ろす。

着替えを終えて装備を点検しながら背中に手に....

それぞれが確認し合って準備よし!

今回、父ちゃんが子どもらのために買った迷彩のザック...彩子、則子、一恵、太一が背負う。

太一なんか涙まで浮かべて大喜び。

彩子、太一の頭の野球帽を取り....うちの子どもらがかぶる英軍空挺部隊の記章付き赤いベレーを渡した。太一、
わっと大感激。

で、しんちゃんから各自にストックを支給。スキーのストックじゃないよ。(笑)

志穂....忘れてた。と、大声を上げて、みんなにサングラスを手渡す....UVカットなんだんて....私が「こんな数、高かっただろう」と言えばニコッとするだけ。

うんうん、スタイルだけは、他の登山者たちに負けないね....。どっかの軍の山岳部隊みたいだけど。(笑)


一恵、お前、鼻ペチャだからサングラス落とすなよ
....と言って蹴飛ばされた。(--;)

で....子どもら「いっちきまぁ~す」とロープーウェイに乗って行っちゃいました。

みどり....思ってた通り....一緒に行くとゴネて泣きだした。(笑)

一恵が大声で「
お土産、持ってくっからなっ」とみどりに手を振る。山からお土産?

黄色い石でした。(硫黄)

それにしても毎回おもうよ。

ロープーウェイの料金の高いこと....。

往復大人一人2800円、子ども1400円。片道所要時間...約10分なのに。(笑)

私たちはホテルへ。

フロントへ出向きチェックインなのだが....
えっ??

手違い....27日から28日の一泊だけになってる。

二泊に変更したのを....ホテル側...宿泊日の変更と勘違いしたらしい....と言うことは、あぁ~あ。

泊まれるのは私しらだけ。(笑)

さて、アタック隊の事は....子どもらや興奮して語る素子さんの証言を元に紹介してみましょう。

--------------------------------

27日

子どもらはロープーウェイの窓にへばりついて真下を覗く。

素子さんは、周囲の景色にうっとり。

父ちゃんとしんちゃんはウトウト。

着いたぞっ....で、ぞろぞろと登山者風の人やら観光客風の人たちに混じって下りた。

そして、姿見に向かって歩きだす。

早々に設営。

ちょっと大きめのテントとやや小さなテントの二つ。

大きめの方に子どもら4人と素子さん....もう一つに父ちゃんとしんちゃん。

晩ご飯は...ロープーウェイに乗る前に、家から持って来たお弁当を食べたから...あとは寝るだけ。

簡単なミーティングで父ちゃんから注意などを受ける。

絶対に単独行動を取らない....なんてさ。

じゃっ、超早いけど.....明日の朝は早いから寝ましょう。

おやすみなさい。

-------------------------------------------

28日


午前3時を回ると、子どもらがゴソゴソと動き出す。

山で目覚まし時計ごっこでもないでしょうけど....習慣なんだねぇ~。

父ちゃんに「うるさい、回りの迷惑でしょ、静かにしなさい」と怒られて.....と言うことは、かなりうるさかった。(笑)

父ちゃんとしんちゃんラジオに聞き入る。天気予報。

周囲は、真っ白で寒い....素子さんと太一は興奮しながら顔はニコッニコでもちょと強張ってる様な...士気が上がると言うのかかなっ。

しんちゃん、朝ご飯の準備を始める。

お湯を沸かし....旭川で買っておいたコンビニのおにぎりを出す。

各自のカップにお湯を入れる。で、そこに、おっきいばあちゃんが作った練り味噌を入れてかき回せばネギ入り味噌汁が出来ちゃいます。

熱々の味噌汁におにぎり各自二個....それと梅干し。(笑)

ゴミは各自....袋に入れてザックの中へ。

父ちゃんが指示を出します。

ヘッドライトで行くかぁ~。準備初め.....

テントなどを撤収。

各自、本格的な登頂の始まり.....登山者からは「大袈裟」と言うような目で見られるけど....全然、気にしない。

のりさん....雨は来ない。と確信したようだ。

それにしても寒い....素子さんに厚着をさせる父ちゃん。

しかし、子どもらには快適な寒さ。酷寒の地・現地生産型にはね。ただ、暑さには弱いけど。(笑)

レンジャーキャップにヘッドライトを装備....太一、再び野球帽なら....彩子、レンジャーキャップの予備を渡しながら....あげるから゛それ、しまっとけ(野球帽)....太一、ニコッ。超嬉しい様子。(笑)

準備改良....そのころになるとうっすらと明るくなるが....やっぱしガスが出てると薄暗い。

はぐれない様に、ロープで各自を繋ぐ....先頭は父ちゃん、一番後はしんちゃん.....。

で、アタック開始!   歩き始めた。

----------------------------------

ただただモクモクと歩く。

小一時間もすると周囲は明るくなっていた。

父ちゃんの指示で、ヘッドライトを収納。ザックへ入れる。

子どもら、ベレーにかぶり代える...と太一も。

彩子に言わせると....ベレーはお守りみたいなもん。なんだそうだ。

一本の木もなく草もない...硫黄の臭いとゴツゴツした岩ばかり。

風が出てきた。

彩子が立ち止まると全員が休息。

コンパスを出して方位を確かめながら風向きを知る。そして、肌で受ける風圧で風力を知れば....んっ、晴れる!と声を出す。

再び出発....山頂を目指す。

ペースが落ちる素子さん....一定のペースを保つ一恵。

と、瞬間.....周囲のガスが風に吹かれて視界が開けた。

立ち止まり....大声で「わぁ~」と声を上げる素子さん。

再びガスが覆うと、全員がモクモクと歩く。

しんちゃんが叫んだ.....もうじきだぞっ。

一恵が「どこがぁ~」

「山頂!」としんちゃんが怒鳴ると。

彩子が「旭岳のてっぺん」

そんなことを話してるうちに....父ちゃんが

「着いたぞっ」

-------------------------------------------------------




登頂成功!

素子さん....ヘタヘタと地べたに崩れる。でも、顔はニコニコしてる。

一恵と太一は、ガッツポーズ!!

彩子と則子は余裕の笑顔。

しんちゃん....ホッとした顔。

父ちゃん、しきりと周囲の人と情報交換....天候が気になるようだ。

子ずれだから、急いで避難とはいかないしね。

時計を見れば....10時前....うんうん、順調だ。

風が強くなってきた。

父ちゃんが....晴れるぞっ....見ておけ。と言うと....周囲が開けた。

山の天気はせわしないね。

素子さん、太一....大歓声!

一恵....一人で登れた実感なのか泣いてる。

旭岳のてっぺん....と言うことは、北海道のてっぺんだよね。と言う太一。

父ちゃん、そう言う太一の頭に手をやりうなづいて見せる。

少し、お腹に入れておくか....と、各自のザックからおにぎりを出して....かじる。

子どもら、一個がやっと。

一恵、半分も食べられない....残ったのはしんちゃんの口へ。

ちりかみ一枚、山に残して来るなっ。

父ちゃんの口癖なら....彩子が「敵に行動を知られる」....アホか、軍事行動じゃない。(--;)

よし、天候が変わる前に下るぞっ。

もう?と素子さんが言えば、彩子が「暑くなる前にね」と一言。

-----------------------------------

下山

再びロープで全員を繋ぐ。

そして父ちゃんの注意....今度は右側が崖だぞっ。

登るときは左手に地獄谷を見ながら、同じ登山道を下るわけだから、今度は右手が地獄谷。

一歩・一歩....確実に踏みしめながら下る。

素子さん、ひざが笑ってるようだ。

休憩....彩子がザックの中から明治の板チョコを出して、砕きながら、素子さんの口へ入れてやる。

もち、口を開けて待ってる一恵にも、則子にも、太一にも.....で、自分にも。

しばらくして、素子さんが立ち上がる....よっしゃ、行こう。

こうなると、一番弱ってる人にペースをあわせる。

上りより下る方が早い....とは言っても、ゆっくりね。

ロープーウェイの駅に到着したときは素子さん...もう限界。

でも、胸が苦しいとかじゃなく、なし終えたさわやかな疲労感のようだ。

------------------------------------

ロープーウェイを下りると.....後方支援の一行が出迎える。

とは、ならなかった。(笑)

ホテルまで歩く。

で、フロントへ....と、横から声が.....ロビーに居た。

手違いを聞いて.....父ちゃんとしんちゃん....えっ!

仕方ない....お風呂だけでも。

で、ちょっと下ったところの山小屋のような旅館でお風呂。

みどりも一緒....私と志穂は待っていた。

で、どうする?

すると彩子が「北海へそ踊りに行くしかないでしょう」

と、言うことで、富良野へ....あっ、中富良野の亡くなった敏ちゃんの実家へ。

志穂は、真っ直ぐ道北へ帰るはずが....やっぱり、太一がゴネた。

て、一緒に行くことになった。

そおなりゃ、電話だぁ~。

携帯で電話すると.....さきが出た。(笑)

そりゃ、そうだ。お墓参りで行ってるはずだもんね。

車を飛ばした.....後ろで、みなさん....寝てました。(^o^;)

-----------------------------------------

★★★---へそ踊りの巻へ続く

拍手[1回]

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pass
良かったね~!!
何だかコチラまで達成感?!
清清しさからかホッと笑みがこぼれてた瞬間に
自分の目が潤んでいたのに気付きました。

素子さんの気持ちに近かったのかな~。
登頂成功の擬似気分(^_^;)
のりさんしんちゃん、お疲れ様でした!!
ほたる 2013/07/30(Tue)11:28:04 [Edit]
無題
ほんと、わたしも一緒に登頂成功した気分です(*^◯^*)
okko 2013/07/30(Tue)16:15:21 [Edit]
ほたるさんへ
今回、一番に楽しんだのは素子さん。
次は太一。
そして一恵....。
彩子、ある意味でここらのリーダーをしてたみたい。

でも、一番楽しんだと言えば...みどり。
ホテルの温泉の湯を独り占め...。
騒ぎまくりで、飛び込んだり(正確には落ちた)ペンギン泳法うして力んでしまって...
ウンチンしてしまったり。(笑)

静ちゃん 2013/07/30(Tue)16:21:40 [Edit]
okkoさん
登山道を行けば散歩道。
なんて言う人がいるけど...父ちゃん、そういうやつが遭難するんだ。と言い切ります。
素直に、山頂でバンザイをしてた子どもらと素子さん。笑う人がいたらしいけど。
父ちゃん....そんなにのほっとけ、バンザイでいいさ。
私も、そうおもう。
ホテルのご飯....美味しかった。(爆笑)
静ちゃん 2013/07/30(Tue)16:25:04 [Edit]
無題
すごい、ええな〜
また、子供達に思い出ができたね。
Hiko▼^V^▼/// 2013/07/30(Tue)21:58:58 [Edit]
Hiko▼^V^▼///さんへ
父ちゃん、子どものためなら....(笑)
それにしても、あれだけ歩くなんて、私にはできないわ。
静ちゃん 2013/07/31(Wed)10:25:37 [Edit]

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