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北海道は道東の隅っこ。そこの牧場のお話。 母ちゃんと子どもらの物語。
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子どもらの墓参団


子どもら三人、朝からスノーシューを履いてザックを背負い....雪の中へ歩きだして行っちゃいました。

非常用の強力な業務用無線は彩子が背負って。

父ちゃん(のりさん)に買ってもらったスノーシュー....しっかりと彩子に教わり荒雪の中でも歩けるようになって、本格的な雪中強行散歩の墓参。


裏の丘を越えて更に次々と丘を越えて行くと、今はなき、通称、キツネの沢。

横目に見ながら遠くに見える山々を目指す。


もっとも、遠くに見える山々とは大雪山連峰....そこまでは子どもらの足では行けない。

キツネの沢を迂回した平地に「うさぎ塚」がある。

そこに....ナムナムするために。


ずっと昔、彩子が今の一恵より小さかったころ、大切な彩子のお友達....うさぎたちが、キツネに持って行かれた。

彩子の決死の救出劇が始まった。

でも、発見したものは、血だらけになったうさぎの皮だけ。

すでに、キツネに食われた後だった。

怒り狂った彩子....応援に駆け付けたさきやしんちゃんたち...と....(当時、学生だった)

戦闘開始、白熱した戦いは1時間もしないで終わった。

勝利を手にした彩子、でも、うさぎたちは戻ってこない。


そして、そのキツネの沢は、雪が溶けて春が来て....さきによって重機で埋められた。


一部、平地と化したところに、大きな石が積まれて「塚」を作った。

数年の歳月が流れ....さきたちが大学の実習の合間に作ったという銅板を持ち帰った。

「うさぎ塚」と彫られていた。

それが張り付けられて....立派な塚が完成した。


彩子は毎年、その日が近づくと、モクモクと歩いて行って手を合わせる。


ここ数年、雪は数センチだったのに....今年は母屋の周辺でも60センチを越えた。

塚のあたりなら1メートル50はあるだろう。(私は行かないけど)

大変だろうなぁ~、と思いながら裏の丘をみつめる。


お昼を回ったら、さきがスノーモービルで迎えに行く。(子どもらとの約束らしい)

スノーモービルが小さなラフティングボート(ゴムボート)を引いて.....。


子どもらだけで....心配はないのか?

はい、おともが....雪に強い動物たちがゾロゾロだから。(笑)

ワン公たち....すっかり、大きくなったハスキー犬のロッキー.....を含めて四匹。

空には....彩子に助けられて治療してもらって自然に戻されたトビが舞う。

なぜか、未だに彩子が口笛を吹いて呼ぶとやって来る。

だいたい、父ちゃんに「オオカミが欲しい」なんて言い出す子だから。(--;)


さて、あの子らが出発するときに.....「母ちゃん、お汁粉作っておいてね」

そんな約束だから....作るとします。


明日は、旭川の冬まつりに行くのに.......わぁ~、荷物運びだぁ~。(--;)


(今回は絶対にしないぞっ)


★★★

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無題
牧場にいる動物達は幸せダネ〜(^_^)v
ほたる 2013/02/09(Sat)20:20:43 [Edit]
ほたるさんへ
そうですね。
静ちゃん 2013/02/12(Tue)11:49:29 [Edit]

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