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町から買い物を終えて戻って来たら....
久美が私に、話し中の携帯を渡して...外へ行っちゃいました。
風が強いのに....あんな薄着で。
で、携帯電話の向こうからは「いいから、早く帰って来なさい!」とヒステリックな女性の声がする。
私が何か言う暇もないぐらいまくしたてている。
私の耳から携帯を取ったのは....さき。横に立って居るのは久美。
久美...実験プラントに居るさきを呼びに行ったのか。
「おばちゃん....うるさい!」
さきの怒鳴る声....いいの、そんなこといって?
おばさん...? んっ?
久美の母親だった。
さきのちょっと長めの電話。
30分ぐらいで切った。
さき....久美に「この吹雪がおさまったら帰った方がいいよ」
すると久美が「なっ、一緒に来ない?」
「嫌だよ」
「ねっ、頼むから」と手を合わせる久美。
何事なの?
久美....渋々とおっきいばあちゃんの前で話しだした。
同席してるのは....私にもっちゃんにさき。
多恵ちゃんは、おっきいばあちゃんに頼まれて子供らを連れて作業場へ。
子供には聞かされない話か?
まっ、そんな複雑な事じゃなかった。
一人娘の妊娠を知らなかったことに腹を立てたらしい。(笑)
わかるけど....大人げないなぁ~。
さきは「そこがあのおばさんなんだ」と解説する。
そんな話を受けて、おっきいばあちゃんがあらためて久美の母親に電話を入れた。
数分の話が続く....受話器を置くと....ニコッ。
そして久美の頭を指で突っ付いた。
久美がおっきいばあちゃんに聞く....「どうなった?」
「あぁ~、孫だっていってな...喜んでたよ」
と、ここまでで、なんとか一件落着。(笑)
この吹雪がおさまって、道路事情が回復してから帰るといいさ。
そう言いながら、立ち上がると....さきが「どこいく?」
「おしっこ」と言いながら笑うおっきいばあちゃんでした。
毎回毎回....ご苦労さまです。
久美が来るたびにひと嵐がやって来る気がする。
そうポツリと言うと....もっちゃんが「今回は本物の嵐さ」と笑った。
そうだね....んっ、そうだった。爆弾低気圧。
荒れてるなぁ~。と、窓の外を見ながら....くしゃみが出た。
流し(台所)から一恵の声が「テレビ見ていい?」居間のテレビのことだ。
あぁ~、大人の話だと追い出した子供らを忘れてた。σ(^◇^;)
★★★★