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北海道は道東の隅っこ。そこの牧場のお話。 母ちゃんと子どもらの物語。
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晩ご飯だと言うのに戻って来ない多恵。

暗くなり始めたころ....何を買うのか町へ行っちゃいました。
まだ、戻らない....

おかしい!

多恵の携帯へ電話をしてみる。
と、テレビの横で音がする。
なんじゃぁ~、多恵、携帯を家に忘れて行ったのかぁ~。
乗って行ったのは四駆の軽トラ(トラック)。
みらい(多恵の子)は静ばあちゃんが抱っこし....みどりはテレビを見てるし。
同乗者はいない。

しんちゃんが...まさか、土方を落として動けなくなってるとか.....ムムッ。
まさか?  でも、えっ!冷え込んできた。
何を着て行った?
壁にぶら下がる衣服に目をやる。
多恵の中綿のジャケットがない。あんなもんを着て行ったのか。
もう、-5度にはなっている。
これからドンドン下がってくる。
だめだ.....ご飯どころじゃない。

探せぇ~! おっきいばあちゃんの声が飛んだ。

父ちゃんはFJクルーザーで....しんちゃんはモービルで....さきは大型ショベルで闇にすっ飛んで行った。
もっちゃんがかねさん(もっちゃんの夫)に多恵が主に通る道を教えている。
牧場内だけのジープで走った。(ナンバーがない)  
屋根がないから寒いよ。あれは。


よく多恵が運転する車に乗るみどりが彩子に....「あんね、姉ちゃん(多恵の事)ね、農道に出たらあっち通るさ」
あっち?と、私が言うと....彩子が一本川側に入った小道だ。夏なら行けるけど、冬は細いよ。落としたら数メール転がるぞっ。

そうだ、数メートル転がる。んっ、私...子供らを乗せてパンダ号で落っこちた。彩子が真っ直ぐ突っ込め。坂に横向けたら転がるよ。アクセル踏み込め!落ちる前に突っ走れ。
で、助かったんだ。あそこだったら....ヤバイよ。
無事だったとしても、自力であの坂を上って来れないし....歩いて大きく迂回する方法も知らないだろう。

彩子の指示で犬ぞりをセットしていた一恵が彩子に怒鳴った。
準備できたよ。

ヘッドライトを付け、七つ道具を背負った彩子が犬ぞりを引くボスとロッキーに行けっ...と合図を送る。
母屋の裏を回り込むように丘の向こうへ消えた。近道だ。近道って...道なんかないよ。

無線にかじりつく私。
刻々と時間だけが過ぎる。
父ちゃんから無線が入る。車の跡すら見つからん。

みんなウロウロしてるようだ。時間だけが経つ...寒いだろうなっ。




彩子から無線が入った。
「いたぁ~」
私が「どこだぁ~」
このやりとり、無線を聞くみんなが聞いている。
彩子「母ちゃんがジムニーを落っことしたとこ」
やっぱし....恥ずかしい。(--;)

彩子から「姉ちゃん(多恵のこと)回収完了、戻る」
やったぁ~!
彩子....お前....やっばし、野性児だ。d(-_^)

彩子がさきを呼び出し....「軽トラは?」
さきが返す「明日だ、戻れ、むちゃっするなっ」
彩子「了解」

それから30分もしないで....犬ぞりに乗って戻ってきた。


飛び出してきたシカを避けて落ちちゃったようだ。
さきじいちゃんに「ばかたれ、犬ぞりで帰って来たからいいけど、棺桶で帰って来たらどうすんだぁ~」とビンタ。(痛そう)
おっきいばあちゃんが「もういいから、お風呂に入れろ」
もっちゃんがなだめるようにお風呂へ連れて行った。

ゾクゾクと戻ってくる捜索隊。
父ちゃん....頭から湯気を出してるように怒ってる。

まったく....人騒がせなやっちゃ。
と、そういう私に、静じいちゃん(私の父)が「お前えほどじゃないさ」.....えっ?なに...それ?

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天気がいいなっ。
お日さまがカンカンだよ。

でも、晴れてるから寒いんだ。
朝は氷点下10度....ピシッと身が締まる。と私が言うと則子に...
「身が締まっていいのは刺し身だけ」
と言われた。(笑)
学校へ行くようになると....だんだん、口が達者になって。(;^_^A

今日は久々にみどりも乗って....私が運転して...
天気がいいのは気持ちがいいぞっ。
シカが出なけりゃ、もっといい。

家に戻るとみらいが豪泣き状態。
みどりの「たらいまぁ~」の声で泣き止む。
なんでぇ~?
遊んでくれる姉ちゃんが帰って来たぁ~ってね。d(-_^)

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午前中の作業場....そこは女性たちのたまり場。
私ともっちゃんが作業場の洗濯をしていれば....豚どもが足元をうろつく。
時にはワン公どももやってくる。
午後もお日近くになると多恵が母屋の洗濯物を持ってやってくる。
ここ数日の温かさなら....作業場内にぶら下げる。
そして雑談。
と、みどりもやってくる。

居心地がいいんだよね。

今日も薪ストーブの上には乾物がのっている。
アルコールは....迎えがあるから....飲めない。
だから薄い甘酒を作っている。
温まるよ。
甘さ控えめ....酒粕も控えめ....私ともっちゃんは「白いお湯だなっ」(笑)

なにごともない一日の始まりだ。

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わが家の母屋の大きな窓の向こうは家の前。
その窓を開けると...改築前の縁側が残っている。
夏はいいとして冬は窓が開けないから縁側も使われないで雪が乗る。
と、子供らがほうきで掃いて落とす。

その縁側で、着込んだみどりとみらいが遊んでいる。
二人の会話は日本語ではなく「あかちゃん語」だ。
大人には、まるで理解など出来ない。
ほんとに通じてるのかね。(笑)

この母屋の居間の部分。
春を待って....大きく改築される事になった。
今の事務用品のない事務室を取り壊し...そこに母屋と合体するように居間が作られる。
居間が出来たら....現在の居間が広く座敷にされる。
現代風に言えば....多目的ホールってやつ。ここは改築はせず物の移動だけでお終い。
二階部分が内部改築。リホームかなっ。
あっちこっちと分散している子供部屋を一カ所に集中させる。
そして、暖房はボイラーからのスチーム。
すべての工事は雪が解けてからだけどね。
さきじいちゃんが図面を引いた。
多恵親子は一階に来て、多恵の部屋と空き部屋のスペースで子供らの部屋が作られる。
大人が飲んでる背中にもたれて宿題することがなくなる。
徐々に大きくなれば....プライバシーと言うか....一人の空間が欲しくなるさ。

新たな居間にも....縁側は出来るようだ。
おっきいばあちゃんの夏場の居場所だもんね。


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昨日の夜....子供らが一塊になってヒソヒソと始めた。
と,小さな座卓を持ち出して彩子が何か書き始めた。
目の周りを則子・一恵・みどりが囲むようにして見つめる。
みらいが這って行って座卓の下から彩子の前に乗り出す。
と、一恵がみらいを引きずり出してボイッ。
みらい....泣きだすかと思うと....再びもぞもぞと抱腹前進。さすがわが家のガキの一員だ。
子供らはハイハイのことを抱腹前進と言うんです。

さて、その、何やら怪しい手紙とは....サンタランドのサンタへの手紙。
各自、欲しいもののリスト。
最後にクッキーを焼いて置きますのでお召し上がりください。
と、綴ってある。

その手紙....おっきいばあちゃんに「出しておいて」と託す。
去年まではポストに入れたのにね。(笑)
宅先不明で戻ってくる。
住所--サンタランド。氏名--サンタクロース
これではね。(^0^*
戻ってきたら....おっきいばあちゃんが見る。そして、関係者各位と協議。(笑)

で、今回....彩子が...郵便局経由を省いた...と、言う事は。
世に言うサンタの存在を知ったなっ。(爆笑)

とにかく、毎年恒例の行事....でも、文面に一人加わっていた。
みらい
んっ、名を落としたら多恵に怒られるぞっ。(笑)

サンタランドからの返事も大変だ。
今年も札幌の姉に頼んで書いてもらうか...書くのは知り合いの神父さん。
英国人・妻は日本人....その妻が姉の同級生。
で、姉が私宛に送ってくれる。
封筒をかえて、家の郵便受けに入れておく。

子供の夢につき合うのは....疲れるよ。

来年からは、ハリポタのようにフクロウにするかなっ。

★★

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