北海道は道東の隅っこ。そこの牧場のお話。
母ちゃんと子どもらの物語。
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お昼ご飯も終わって、洗い物もすんで....床暖の上に寝ころんだら電話が鳴った。
電話魔の一恵がサッと出る。
何やら親しく話していると.....「母ちゃん、電話だよ」とさきを呼ぶ....。
久美からの電話だった。
さきとの会話が始まる。ちょっと長いかなっ。
ここへ来てもいいか?
と、聞いてるようだ。あいつがお伺をたててから?
さきが久美に、ただ今、鎖国中だから...インフルエンザ完治ならいいと答えた。
明後日ごろには来るんじゃないかなっ。
さきが釘を刺した。
「離婚話だったら聞かないぞっ」
そうじゃない....久美の母親に、そうとう殴られたようだ。
それこそボコボコって....(笑)
高校のとき....よく、マスクに眼帯姿で来ていた。
久美が顔を隠すほどに殴られるのは....母親しかいない。
通常の喧嘩では....負け知らずだから。(笑)
愚痴をこぼしたいんだろう。
きっと.....病院脱走....行方不明....実は家に引きこもりきり.....。
あの旦那、よく我慢できるね。(笑)
歳の差.....いくつだっけ?
25だったかなっ?もっとだったかなっ?30以上だった?
とにかく、惚れられた久美.....何不自由もなく贅沢三昧。
ある意味、うらやましいよ。
でも、現実は....そう簡単には言えないらしい。と、さきがポツリ。
確かにね....久美、あの旦那だから夫婦でいられる。
年齢相応の普通の兄ちゃんなら、1年ともたなかった。
かもなぁ~。いや、絶対。
久美が中学生....親父が若い女の子と失踪。
さきが言うには...女の子とは女性とは言えない女の子。未成年者だよ。高校は行ってないけど、高校生で言えば....2年生になったばかりと言う感じ。私はこういうの許せん。絶対に。(▼ヘ▼メ)
それからは悲惨な生活だった。
そう話すのは、さきの父(さきじいちゃん)。
家の一部を改良してスナックにして...水商売を経営しながら、親子二人の質素な生活が始まった。
久美が高校への進学を諦める....と、言い出したとき、久美の母親にポコポコにされて....逃げ込んだのが....もち、さきの家。
さきの父が久美を説得し、高校進学につないだ。
久美の母はホッ。この久美の母親は、なぜか、さきの父親に頭が上がらないんだ。
中学後半から荒れた久美。
でも、幼なじみのさきとば親友のまま....さきの父は二人の友情に口をはさむ事などしなかった。
むしろ久美を応援していた。
そうして、高校に入学.....なんと、二人そろって私が勤務する高校にやって来た。(・・;)
それから.....私には悪夢の日々が続くことになっちゃった。(笑)
幾度となく事件を起こす久美。
で、私はいつもかばってきた....なんか、憎めないんだよね。
事件たって....喧嘩。
売られた喧嘩なら、買うしかない....と、口にする久美なら、さきは、買わんでいい、買うなら値切れ。この二人のアホさ加減が好きだった。あいつらは、私の天然ボケが好きと言う。
この二人、校内を歩けばこわいものなし....。
あまり、褒められた事じゃないけど。
でもね、この二人、近所の小さい子らには人気があったんだ。
面倒みがいいってやつ。
当時、私は援助に真剣に向かい合って駆け回っていた。(援助交際だよ)
許せん!絶対に....。
道内.....熱血先生で知れたけど.....結婚相手とおぼしき相応の男たちは近寄らなくなっていた。だから、いつも一人....寂しくなると、一升瓶を抱えてさきの家に行く。のんべのさきの父、隣の敏ちゃん。
朝まで飲んだのは数知れず。
で、朝方、さきに蹴飛ばされて目が覚める。
それが....なんで、今も同じ家にいる?
うーん、縁なんだろうね。
怨念、因縁....これとはちゃうね。(笑)
そうそう、久美をマジで叱ると言えば....敏ちゃん。
当時、さきの父と同じ職場の事務....金庫番なら女帝と呼ばれていた。(爆笑)
さきの育ての親....のような存在。
そうなれば、自然と久美とも接する。
だから、怒ると、マジで引っぱたく.....久美、何度となく引っぱたかれていた。
私の目の前でも、久美の母親の前でも....遠慮はしなかった。
そんなあの人.....なぜか、好きだった。早死にしちゃったけどさ。
あの敏ちゃんが居なかったら....私、ここで奥を預かるなんてことはなかった。
彩子も則子も....居なかった。
と、思う。
私が引くと、背中を押してくれる。
それが、さりげないんだぁ~。
あんな人.....そうはいないよ。
その敏ちゃんも苦労人。
一言で、語れないよ。
で.......
さきの小さいときの話....さきの幼稚園の時の話....小学校、中学校....と、私の知らないさきの顔を語って教えてくれた。そのときの語る顔って....あれは母親の顔だよ。
うらやましかった。
小学校低学年....学校から帰っても家の中には誰も居ない。
冬場は火の気もない。
だから父親の仕事場の事務室 へやって来る。
そこでさきの父が帰るのを待つ。
その場所がすごい。
敏ちゃんの事務机の下。(笑)
そんな狭いところに入って一人で遊んでいる。
来る人、来る人がそんなさきの空間におやつを投げ入れ行く。
さきが顔を出すとき....敏ちゃんの両膝を割って顔をだし「ありがとう」
それを「さきの股裂き」とみなさんは呼んでいた。(笑)
まっ、一番安全な場所だったかもね。
あっ、話がそれた。
久美の話だった。
で、そう言うことだから.....明後日には来るんじゃないかなっ。
☆☆☆★
電話魔の一恵がサッと出る。
何やら親しく話していると.....「母ちゃん、電話だよ」とさきを呼ぶ....。
久美からの電話だった。
さきとの会話が始まる。ちょっと長いかなっ。
ここへ来てもいいか?
と、聞いてるようだ。あいつがお伺をたててから?
さきが久美に、ただ今、鎖国中だから...インフルエンザ完治ならいいと答えた。
明後日ごろには来るんじゃないかなっ。
さきが釘を刺した。
「離婚話だったら聞かないぞっ」
そうじゃない....久美の母親に、そうとう殴られたようだ。
それこそボコボコって....(笑)
高校のとき....よく、マスクに眼帯姿で来ていた。
久美が顔を隠すほどに殴られるのは....母親しかいない。
通常の喧嘩では....負け知らずだから。(笑)
愚痴をこぼしたいんだろう。
きっと.....病院脱走....行方不明....実は家に引きこもりきり.....。
あの旦那、よく我慢できるね。(笑)
歳の差.....いくつだっけ?
25だったかなっ?もっとだったかなっ?30以上だった?
とにかく、惚れられた久美.....何不自由もなく贅沢三昧。
ある意味、うらやましいよ。
でも、現実は....そう簡単には言えないらしい。と、さきがポツリ。
確かにね....久美、あの旦那だから夫婦でいられる。
年齢相応の普通の兄ちゃんなら、1年ともたなかった。
かもなぁ~。いや、絶対。
久美が中学生....親父が若い女の子と失踪。
さきが言うには...女の子とは女性とは言えない女の子。未成年者だよ。高校は行ってないけど、高校生で言えば....2年生になったばかりと言う感じ。私はこういうの許せん。絶対に。(▼ヘ▼メ)
それからは悲惨な生活だった。
そう話すのは、さきの父(さきじいちゃん)。
家の一部を改良してスナックにして...水商売を経営しながら、親子二人の質素な生活が始まった。
久美が高校への進学を諦める....と、言い出したとき、久美の母親にポコポコにされて....逃げ込んだのが....もち、さきの家。
さきの父が久美を説得し、高校進学につないだ。
久美の母はホッ。この久美の母親は、なぜか、さきの父親に頭が上がらないんだ。
中学後半から荒れた久美。
でも、幼なじみのさきとば親友のまま....さきの父は二人の友情に口をはさむ事などしなかった。
むしろ久美を応援していた。
そうして、高校に入学.....なんと、二人そろって私が勤務する高校にやって来た。(・・;)
それから.....私には悪夢の日々が続くことになっちゃった。(笑)
幾度となく事件を起こす久美。
で、私はいつもかばってきた....なんか、憎めないんだよね。
事件たって....喧嘩。
売られた喧嘩なら、買うしかない....と、口にする久美なら、さきは、買わんでいい、買うなら値切れ。この二人のアホさ加減が好きだった。あいつらは、私の天然ボケが好きと言う。
この二人、校内を歩けばこわいものなし....。
あまり、褒められた事じゃないけど。
でもね、この二人、近所の小さい子らには人気があったんだ。
面倒みがいいってやつ。
当時、私は援助に真剣に向かい合って駆け回っていた。(援助交際だよ)
許せん!絶対に....。
道内.....熱血先生で知れたけど.....結婚相手とおぼしき相応の男たちは近寄らなくなっていた。だから、いつも一人....寂しくなると、一升瓶を抱えてさきの家に行く。のんべのさきの父、隣の敏ちゃん。
朝まで飲んだのは数知れず。
で、朝方、さきに蹴飛ばされて目が覚める。
それが....なんで、今も同じ家にいる?
うーん、縁なんだろうね。
怨念、因縁....これとはちゃうね。(笑)
そうそう、久美をマジで叱ると言えば....敏ちゃん。
当時、さきの父と同じ職場の事務....金庫番なら女帝と呼ばれていた。(爆笑)
さきの育ての親....のような存在。
そうなれば、自然と久美とも接する。
だから、怒ると、マジで引っぱたく.....久美、何度となく引っぱたかれていた。
私の目の前でも、久美の母親の前でも....遠慮はしなかった。
そんなあの人.....なぜか、好きだった。早死にしちゃったけどさ。
あの敏ちゃんが居なかったら....私、ここで奥を預かるなんてことはなかった。
彩子も則子も....居なかった。
と、思う。
私が引くと、背中を押してくれる。
それが、さりげないんだぁ~。
あんな人.....そうはいないよ。
その敏ちゃんも苦労人。
一言で、語れないよ。
で.......
さきの小さいときの話....さきの幼稚園の時の話....小学校、中学校....と、私の知らないさきの顔を語って教えてくれた。そのときの語る顔って....あれは母親の顔だよ。
うらやましかった。
小学校低学年....学校から帰っても家の中には誰も居ない。
冬場は火の気もない。
だから父親の仕事場の事務室 へやって来る。
そこでさきの父が帰るのを待つ。
その場所がすごい。
敏ちゃんの事務机の下。(笑)
そんな狭いところに入って一人で遊んでいる。
来る人、来る人がそんなさきの空間におやつを投げ入れ行く。
さきが顔を出すとき....敏ちゃんの両膝を割って顔をだし「ありがとう」
それを「さきの股裂き」とみなさんは呼んでいた。(笑)
まっ、一番安全な場所だったかもね。
あっ、話がそれた。
久美の話だった。
で、そう言うことだから.....明後日には来るんじゃないかなっ。
☆☆☆★
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