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北海道は道東の隅っこ。そこの牧場のお話。 母ちゃんと子どもらの物語。
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雪だ雪だ....と騒ぐ子供ら....私はうんざりだ。
子供らは、朝ご飯を食べ終えると外に飛び出した。

でも、すぐには遊べない。
先ずは鶏舎の世話を終わらせないと.....
その後、作業場から見える一恵とみどり....お日様が出始めたときのまだふかふかだった雪の中で水泳。
そして徐々に湿ってくると....雪の像を作り始める。
あのお城は....多恵ちゃん、小型のショベルカーで...壊してしまった。まぁ~、誤ってだけど....雪を運ぶつもりが潰しちゃった。(笑)
子供ら二人のまなざしは.....氷点下20度以下だったよ。(爆笑)

新たに作り始めた滑り台。
風が強いのに....寒くないのかしら。
あれだけ動いてれば、寒くもないか。多恵ちゃん、申し訳なさそうに手でジョンバを押して雪を運んでる。私らと接しているより子供らと接している方がいいのだろうね。
頑張れ。でっかいガキ。

まだ降ってる。
3時過ぎぐらいから晴れてくるようなことを予報では言ってるけど....で、夜は冷え込むとか。
この程度の雪なら....暖かな方がいいよ。

さき、実験プラントに入ったり重機に乗ったり....せわしない。
父ちゃんのジープとさきのショベルで出かけた?
数時間で戻ってきたから聞けば....近道の数カ所で雪崩が発生したとか。
その近道、働いてくれてる人たちが通るかならなっ。

作業場の洗濯を終えて.....薪を少々作業場内へ運び壁に積み上げておく。
乾かしておかないと.....。
湿った雪で濡れてるから....芯まで濡れてるわけじゃないから、この程度でいいわけね。
でも、重労働だよ。(笑)
薪を抱えたため衣服は濡れる。

ここ、汚れる事を気にしたら仕事も生活もできない。
よく言う3Kよりすごい。牛糞は臭いし....オイルも臭い....結婚前は父ちゃんも臭かった。
生活の場の母家だって臭かった。
私が嫁いできて....亡くなったじいちゃんが私とのりさんの為に家を建ててくれて.....生活の中に入り込む仕事場の臭いを遮断した。
敏ちゃんとさきの父親が一緒になって.....この地へやって来た。
すると....敏ちゃん、遠慮なく生活改善を始めた。
すごいよ。私とは大違い....そりゃ、そうだ。
私、今では奥を預かるお局様だよ。<(`^´)>どーん(笑)
しかし、当時は使用人の嫁さん。遠慮はあるさ。

敏ちゃん....さきの母になってるわけだから、じいちゃんたちには孫の母。娘だね。発言力も強いさ。
で、母家を新築....旧母家は....今の物置。

じいちゃんが発病し....徐々に弱っていく。(さきが大学生のころ)
そのとき、私が決断し、私ら夫婦はおっきいばあちゃんの家に同居した。敏ちゃん夫婦が来る前。話が前後してしまうね。

掃除に壁の貼り替えや敷物の交換....いろいろやったけど....酪農特有の臭いは抜けなかった。
特に母家に隣接する鶏舎。小さい小屋で母家によしかかるようにして建っていた。
これが....臭い。鼻がよじれるぐらい臭い。

おっきいばあちゃん、さきが小さい時に遊びに来て、卵を食べされるために薪小屋に鶏飼った。そこがそのままだった。お腹に彩子の私....卵を取り行ったんだよ。深呼吸して息を止め....飛び込んで、集めると飛び出す。あれだけは今も夢を見るよ。

動物もいたなぁ~....羊に山羊がいてワン公も....そのワン公が怖くて....二匹居て、老犬は私が来てすぐに死んじゃって....残ったのがマキ(アイヌ犬・尾が巻いてることから付けられた名前)。賢い犬だった。私に吠えなかったし。(笑)
彩子が生れ....おっきいばあちゃんがマキを家に入れて彩子を近づけ....色々と命じていた。
この子を守れ。そう言ったのかなっ。(なんかさ、エジプトの神話みたい)
以後、マキがこの家の中に入り彩子の側を離れない存在になっていた。

羊と私....相性があわなかった。
私が前屈みになると.....走ってきてお尻に頭突きをする。
怒っても、蹴飛ばしても、やめない。
バカにしおって.....
さきが大学生になって遊びにきたとき....その羊をマジでぶん殴った。
羊には痛くもないだろうけど....で、その後、マジで突進しては来なくなったけど、遊び半分でお尻に頭突きをされた。(笑)
おっきいばあちゃん.....お前が好きだからだ。なんて言ってたなっ。

敏ちゃんがやって来て....夫のさきの父と話しあい....家の新築を企画実行。
その速さ....驚くよ。
で、今の家が出来ちゃった。その後も改築、増築がされてるけどね。

旧母家は物置になった....半分、壊した。
お風呂のあったところ.....。それが五右衛門風呂。
それも...壊すはずだったが....さきの希望から残され、今じゃ、独立して屋根と壁が作られた。
さきの生みの親が入ったお風呂。
どこか....さきには手放せなかったのだろうね。
今でも使用できるよ。主に来客用。

敏ちゃん、大型動物が苦手。牛は全然ダメだった。(笑)
牛舎にすら入れない....
しかし、鶏は、子供時代に飼ってたこともあり手慣れたもの。敏ちゃん、農家育ちだから。
臭い鶏小屋を取り壊し....母家から離れた場所に
鶏小屋を作った。作ったのは男たちだけど。(笑)
そんなに大きくは無いけどそれなり....が、徐々に数が増えたり、キツネなど外敵の進入があったり。だからと、床下を全面コンクリートで立ち上がり....鉄骨構造の現在の建物ができた。まさに体育館。
これは業者が建てた。そして鶏舎と呼ばれようになった。

彩子と鶏舎....その関係は、鶏小屋が新設されたころ、敏ちゃんについて世話をするようになったことから始まる。
とにかく、敏ちゃんが彩子の母親か?と、いうぐらい,面倒を見てくれた。
そして鶏舎が完成すると....いつのころから、一人で世話を始めていた。
鶏たち....何故か、彩子に逆らわない。動物と彩子の不思議なつながりの始まりだった。

歩きだし、走り出し、やんちゃな彩子。
無茶どころか無謀な冒険を始める。私は正直泣いたよ。
母家の前の人口川。さきが作った川だ。そこでラフティングボート(大きなゴムボート)で遊んでいた彩子...流れていかないために張ってあったネットが破れて流れて行っちゃった。
敏ちゃん、走って追いかけ....大活躍。
とにかく彩子の為に真剣になる姿は嬉しかった。

みどりが生れ.....居間の隅で、一緒に寝ながらあやしていて....息を引き取った。
体調を壊して半年....あれだけ気性の荒い敏ちゃんが.....みどりを抱いて信じられないぐらい静かに亡くなった。
シックだった。私を支えてくれた敏ちゃんが亡くなった。
それ以上に....おっきいばあちゃんはショックだった。娘が帰って来た。そう人さまに言うぐらい敏ちゃんを信頼し迎え入れたのに....。
敏ちゃん、亡くなる前の日...私に「ばあちゃんを頼むね」と口にした。
その時は笑い飛ばしたのに......

それから....ちゃんと、おっきいばあちゃんを見てるよ。



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pass
無題
色々有って今が有るんだよね〜(*^_^*)
ほたる 2015/03/06(Fri)00:33:17 [Edit]
ほたるさんへ
いろいろ、ありました。
ありすぎるぐらいありました。
静ちゃん 2015/03/06(Fri)09:57:48 [Edit]

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