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北海道は道東の隅っこ。そこの牧場のお話。 母ちゃんと子どもらの物語。
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戻っちゃった久美


さきの生まれながらの親友で幼友達。

結婚相手は父さんとよぶより離れた年齢。

でも、それだから、あのわがままな久美の相手をしてられるのかも。(笑)


数年前、ご主人の事業の関係で札幌よりちょっと道南へ引っ越した。

家は豪邸だと聞くけど....。

早々に行ったさきの話だと周りに家はなく、もちろん友達もない。

うーん、だいたい人が居ない。(笑)

別荘ならともかく、生活の場となると....不便だろうね。

そりゃ、ご主人は仕事で走り回るからいいさ、留守を預かる久美は....一人で?

さきが言うには、ここ以上に熊が出そうな雰囲気だと。。。

ついに切れた久美が離婚も覚悟で生まれ故郷の実家へ戻ってきた。


久美は母と子の二人....その久美の母は、スナックを経営しながら久美を育てた。

久美が中学生になったとき、父親は若い子と東京方面に姿を消した。

それからの生活は大変だったようだ。

でも、スナックは繁盛していた。

忙しい日は、高校生の久美とさきが手伝った。(笑)

もちろん、違法だが、親の店の皿洗い....名目は.....実際は「雰囲気盛り上げ屋」。(笑)

そんとき....私は常連でもあった。


「戻っちゃったよ」


久美の電話は朝の仮寝から起きての事だった。

びっくりしたさきが車を飛ばして行っちゃいました。

一恵が「行っちゃる」と言ったけど....置いて。


さき、今日中に戻ると言ってたけど、どうなるかなっ?


行くルートは、足寄へ走り、高速に乗ってトマムまで走り、そこで高速を降りる....そこからは富良野へ向かって目的地へ。

初めての選択技。

さきの父は冬の高速には反対だったが....。


★★★


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おっきいばあちゃんと一恵


おっきいばあちゃんの孫は「さき」、その娘が「一恵」

だから、一恵はおっきいばあちゃんのひ孫になる。

私の子...彩子と則子は血筋が違う。

でも、分け隔てなくおっきいばあちゃんはひ孫として可愛がってくれた。


そのおっきいばあちゃんと一恵の会話から拾ってみる。


最近、おっきいばあちゃんは、余ったご飯をグツグツと自分用に小さな土鍋で煮ておかゆにする。

まっ、ほとんどは残飯として外でグツグツと余り物と一緒に煮てワン公や三匹の子ブタの餌になるんだけどね。

これは、未だにおっきいばあちゃんの仕事。

正直.....ちょっと臭いよ。(笑)


おっきいばあちゃん、居間のストーブの上に置いた小さな土鍋のフタをとって刻んだ菜っ葉を入れた。

そして、卵を放すと、煮上がるのを待つ。

そうした粥が毎朝の朝食になってしまった。


一恵が横で朝ご飯を食べながら....「ばあちゃん、それ....美味しい?」

おっきいばあちゃん「食べてごらん」

一恵、スプーンですくって一口。

ニタッと笑って「ご飯のスープって、あんまし美味しくないね」

塩気は全く無い....味は素材の味だけ。これじゃ、身体には良いとしても美味しいわけがないよ。


量は、一恵が食べる量より少ない....

「ばあちゃん、そんだけでお腹すかない?」

「じゅうぶんさ」

「ふーん」

「だんだんと、食が細くなってね」


すると一恵「ばあちゃん、あーんしてめっ」

で、おっきいばあちゃんの口の中を覗く。(笑)

「なんも、詰まってないよ」

意味が違うって!(笑)


そんな会話でも、おっきいばあちゃんには楽しい。

孫(さき)を残して姿を消してしまった一人っ子の娘。

冷たくなって戻ってきたとき、孫のさきは高校生。

当時、こんな風にひ孫に囲まれて過ごすとは考えては居なかったと思う。


彩子、則子、一恵.....彩子と則子は私の子、一恵はさきの子。

今、おっきいばあちゃんはストーブの前でみどり(0歳児)を抱っこしてあやす。

一恵の妹.....。


そんなおっきいばあちゃんが一恵と約束する。


一恵がお嫁さんになるまで死んだらダメだよ。


★★★


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久々の記事だぞっ...生卵レース


今日の朝はさき測候所観測記録によると氷点下21.8度まで下がった。

子どもらの段ボール寒暖計によると氷点下22度になっている。

子どもらはげんかにぶら下がる寒暖計の目盛り見て、母屋の廊下の大きな段ボールで作った寒暖計の目盛り動かす。

私らは外に出なくてもこの寒暖計で外気を知ることができる。

朝一番の子どもらの仕事。


そして、がんちりと着込んだ子どもらが、箱車のそりを引き、替え歌を唄いながら鶏舎へ卵集めにご出勤。

鶏舎は巨大な体育館のような鉄骨構造の建物。

そこに放し飼いになっている。

亡くなった敏ちゃんが、こつこつと大きくして底までになったんです。

今じゃ、その鶏舎は子どもらが預かる。

全責任は子どもらがある。(笑)


餌、水、清掃、卵集め....大変な労働ですよ。

しっかりと清掃してるから臭いは無い...とは、そこを預かる子どもら三人の言うこと。

私にもばあちゃんたちにも、鶏小屋特有の強烈な臭いはします。

敷きわらに糞と尿の臭いでしょう。

清掃は、それらを手で集めて抱えて外に出してばあちゃん農園のたい肥置き場へ持っていく。

鼻がねじれそうな臭いでも、子どもらはモクモクとこなします。


卵を集めて来ると、事務用品の無い事務室におきっぱなし....あとは私やさきやばあちゃんたちが流し(台所)へ移動します。

子どもらがやると....絶対に割ってしまう。(笑)

さて、三人が手に一つずつき生卵を手に仏間へ走ります。

これが...
卵レース


その部屋の仏壇へ置けば....ナムナムで、お供物とのブツブツ交換の交渉。

成立でチーン....でお供物ゲット。

毎朝の事です。

お供物はおっきいばあちゃんが用意しておきます。

まっ、おっきいばあちゃんの楽しみですかね。


そのお供物を手にして、私のところに現れるのも日課。

「ちょっとかじらせて」と言えば.....「ヤダッ」

こんな会話も日課だった。

最近は来なくなって三人で食べちゃう。(笑)


今日は焼き芋だったらしい。

これがお供物?

まっ、子どもら三人の朝のおやつだろうね。


バタバタバタと走る音がして....時折、バタッと音がすれば、一恵が転んだ。

すると廊下は....生卵がベッタリ。(笑)


最近はバタバタバタの後ろをゴロゴロゴロ....と三匹の子ブタがついて走ります。

その子ブタだって、成長がちょう早い。(--;)


さて、洗濯と干す作業は完了。

平日は一恵だけが手伝ってくれるけど....結構、役にたつんです。

ボイラー室はいい香り。(笑)


では、お昼の準備にとりかかりますか。


ザ・鍋焼きうどん.....


★★★


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子どもらパン屋さん


昨日の夕食後の飲みの会のとき、流し(台所)がバタンバタンとうるさいから覗いてみると子どもら三人が真っ白になってコネコネの真っ最中。

脇にさきがイスに座って監視していた。

パンの生地を作ってるのだそうだ。


一晩寝かせ....今日の午前中のを早くから形を作り始めた。

三匹の子ブタパンや鶏パン。などの動物パン。

あんこを入れたりジャムを入れたり。

私が一言残して洗濯のため作業場へ....「お前ら、後始末をちゃんとしろよなっ」


お昼をの用意のために戻ると.....さきとしんばあちゃん(しんちゃんの母で一恵の祖母)が後始末をしてました。

子どもらは....外で雪像の製作に汗を流してます。

パン作りは飽きたか?

いえいえ....オーブンで焼いてる最中でした。

ここらは、さきが担当したようです。

ガスですから子どもらの操作では怖いですよ。


で、結果は......うんうん、上出来!

どう見ても三匹の子ブタには見えないけど....美味しそう。

あんこが飛び出していたり、ジャムが丸見えだったり.....

それもいいさ。

そうやって、うまくなっていくんだから。o(^_-)O


お昼に、振舞われました、子どもらのパン屋さんの作品が。

美味しかったよ。

味だけは.....。

父ちゃん、三個も食べたしね。(^^;)


★★★


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再び真冬日連続記録に挑戦


昨日、久々に真冬日を抜けた。

さき測候所では2度を記録。

彩子が報告する体感温度は4度ほどだったとか。


しかし、それも数時間のこと....さき測候所の記録データを見れば、午前10時に0.6度を記録してから午後16時の0.1度最後に氷点下の世界に突入。

たった4時間の休息だった。


今日は朝から冷え込み二桁の氷点下。

完全真冬日で春まで続くか?

喜ぶのは子どもらだけ....雪が解けないから。


今現在の子どもらは....氷点下10度の世界の中で、母屋の裏の丘をそりで滑り降りるリュージュ遊びに熱中しております。

もう5年生になるという彩子も、則子と一恵の中では....まだまだ、お姉ちゃんであっても子ども。

楽しそうです。(笑)


私は....作業場の中にいます。

はい、牛糞の臭いがプンプンの作業服などの洗濯です。

毎日、仕事が終わると、ここの働いてくれてる人たちは作業場の隅の洗濯箱に汚れた作業着を入れて帰ります。

もち、父ちゃんたちのも....。

だから、こうして毎日せっせと洗濯をするんです。

みなさんは、洗濯を終えて乾いた作業服を毎日着るわけです。

しかも、香りのサービス付きで。

最近、色々出てる新商品を試すんです。ささやかな楽しみ。(^^;)


今日もボイラー室に干してきます。

そろそろ、子どもら、洗濯したものを持って移動するのを手伝いにやって来るはず。

そこいらは、偉いなぁ~。


ムム?

ばんま(農耕馬の名前)が放れている。

一恵が放したのかぁ~....(笑)

子どもらが滑り降りて来るところに居る。

ワン公たちと。

そのばんまの足のところに三匹の子ブタが。(笑)


ナムッ?

滑ってる人数が合わない気がしたら....さきが一緒だった。

また、夜のお風呂のあと、ナイチンゲールたち(子どもら)がお尻に湿布を貼るんだろうなっ。(笑)


★★★


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