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そのⅡ
2時頃、しんちゃん親子が乗るジープが戻ってきた。
あらっ、一人、多いんじゃない?
なんと、乗っていたのは...たかちゃんの彼女じゃないの!!
家に入ってこないで外でしんちゃんと口論になってる。
私が出て行った...で、彼女に「なにやってんの!」
で、強引に引っ張って家に入れた。
たかちゃんの車がドデーンとあれば....うーん。
一恵が「でかいね」と彼女のお腹を撫ぜる。
さきがまだ戻らなくて良かったね。
一恵、間違いなく平手打ちをもらってるよ。(--;)
さぁ~、どうしたもんか。
前回と違って今回は想像妊娠なんかじゃない。
一恵じゃないけど...間違いなく膨らんでる。立派なもんだ。再来月に生まれてくるんじゃないかなっ。
あれだこれだと喧嘩になって、誰も見方になってくれない...肝心のたかちゃんですら生むのは反対。もちろん、彼女の両親も...反対と言ったって...このお腹じゃ。(--;)
結局、彼女一人で...ここ(この寄せ集め家族)を頼って列車に乗ってやってきた。
豚丼の町からバスに乗り....この町で降りて、一人トボトボと歩いてここまで。そんなとき、壊れた柵の確認に行っていたしんちゃんが見つけて乗せてきた。
そりゃ、うといしんちゃんでも彼女を見れば...察しはつくさぁ~。
もたもたしてると、午後からの搾乳の時間が来た。
男共は出て行った。
おっきいばあちゃんが「話は後にして...休ませなさい」
私ともっちゃんで奥の部屋へ連れて行こうとしたと、さきと彩子が戻った。
彩子、彼女を見るなり....「わっ、姉ちゃん...おっきい!」
もち、私に彩子はハッ倒された。
床を敷いて横にさせた。
何日も満足に寝ていなかったのか....先ずは安心したのか...深い眠りについた。
もっちゃんがついているという。
私は、晩ご飯の支度のため流しへ行った。
たかちゃん、静じいちゃん(たかちゃんの祖父)に説教されている。
でもさ、こうなったら...過去のことをとがめるより、これからの心配をしないと。いや、行動に移さないと....。
おっきいばあちゃんが私の姉に電話をしてた。
それで...しばらく、たかちゃんと彼女を預かる。
これからのこと、お分かりと思うが、私(おっきいばあちゃん)に任せてほしい。と。
その話の進め方...私の父、元小学校校長なんて言う肩書の有識者よりはるかに上手な話し方....いや話の進め方。
私に代わってくれと姉が言う。
電話を代わった。「殴っても蹴ってもいいから....お願いね」と電話の向こうで泣いている。私は一言....任せ!
で、先ずは一発....殴った。
仕事が終わり、働いてくれてる人に晩ご飯を食べさせ....帰って行った。
その日の晩ご飯....全員で食べるけど、会話がほとんどない。
飲みの会は中止で...深刻な話へと進む。
子供らは、何も言わないのに...彩子についてぞろぞろと実験プラントに行っちゃいました。あそこにもテレビやDVDプレーヤーがあるから。チーズも。
重たい....話だけじゃなく雰囲気も。
つづく。