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まきばの夕刻
ここのところ荒れていた空模様。
でも、太陽が顏出すと、ポカポカの春の陽気がやって来る。
夕刻...二回目の搾乳が始まる。乳搾りだよ。
大人たちは、今日の朝に割り振りされたそれぞれの持ち場へ向かう。
子どもらは、遠くで遊んでいても、日が傾きかけるころには戻ってきて母屋の近くで遊んでいる。
だが、この冬は、ちょっと違った。
おっきいばあちゃんの入院や父ちゃんのケガ、そして、地吹雪で荒れ狂った大雪で交通が遮断され、働いてくれてる人が来れなくなったり。
でも、牛の乳搾りは....待ったなし。
一家総出の大忙し。
彩子はしっかりと父ちゃんの代役をこなせば、私ももっちゅん(素子さん)と二人合わせて半人前の仕事をこなす。
一恵もまた、さき(一恵の母)の指図で台車を引っ張りながら頑張ってる。
誰一人、愚痴をこぼす子どもらは居なかった。
ここに来て、やっと、天候も落ち着き...毎日、朝夕の心配をしなくてすんだ。
昨日もまた、牛舎の夕刻も深まり、真っ暗になると...疲れた顔をした人たちが母屋へ戻って来る。
ご苦労さま....と、奥への復帰をした私が声をかける。
あったかな味噌汁を差し出せば、お茶やコーヒーより喜ぶ。(熱燗のお酒は別だけど)
晩ご飯を食べていく人....おかずを少々もらって帰る人。
みんな昨日も笑顔だった。
おっきいばあちゃん、まだ、歩くのには少々不安はあるものの....ワン公たちや豚たちのご飯作ってをあげる。
おっきいばあちゃんの楽しみだかね。(笑)
それを手伝う....みどり(さきの子で一恵の妹)
サランラップの芯を振り回して、ワン公や豚たちに並べとキンキラ声で指示をする。(笑)
父ちゃんのギブスのような固定バンドを取り替える。
洗いがえは三つもある。
お昼には、リハビリに向かう。
公道を走る車の運転はさせない。だから、誰かが運転していく。
戻ると痛い痛いと言う。
「男はなっ、痛みに弱いもんだ」と、理屈を言いながら.....。アホカッ。
昨日の晩ご飯....メーンは「豚カツ」で、それを乗せた丼で「カツ丼」だった。
味噌汁の具は....しみどうふ....高野豆腐だね。(子どもらは「しばれ豆腐」という)
あぁ~、暖かくなるのは、いつのころなんだろう。
★★★